見出し画像

じいじの形見が来たよ!

 じいちゃんの形見である短刀を二振お迎えしました。
ばあちゃんの形見の指輪と一緒に大事にしてあげるからねえ…!
といっても、私には跡継ぎが居ないから、妹の娘たち…
姪っ子に頑張ってもらおう
(とうらぶ沼に引きずり込めねえかな…!)

左:銘『則光』 右:銘『繁慶』

 長い方の銘が『繁慶』、短い方が『則光』らしいです。
野田繁慶だよな…いや、でも真作かどうかは知らん。
研いだら保存刀剣の申請出してみよう。
いや、なんでも鑑定団という手もあるな…!?
 父の話によると、じいちゃんが趣味で買ったモノのようなので、先祖代々の代物では無いそうな。
え、だったら、じいちゃん、私と趣味合うねぇ!
この細身なところ凄い好み。
新刀欲しかったから丁度良かったわ(真作だったらの話だがな)
まあどっちにしろ形見なので売り飛ばしはしないけど。

野田さんって昔から有名やろ。じいちゃんそんな金持ってたん?

 則光君。
あれ、備前ですか?
だったらいいな。
ずんぐりむっくりで可愛いねえ。

この子も可愛いんだよなあ

 惜しむべきは繁慶君の拵えにセロハンテープのノリが付いているところ…
取ってあげたい…あと白鞘も作ってあげねば…!

拵えは昭和くらいなのかなあ…

繁慶君は白鞘が無いから、拵えにセロテープで登録証が止めてあった…
二振共福島県教育委員会の登録だったんで、早速まとめて所有者変更届を郵送しましたわ。

何の飾りっ気のない鐔も貰った。シンプルイズザベスト

ということで四振並べてみた。
相変わらず青江ちゃんだけ大きいので全景入らず(笑)
茎を見ようとしたんだけど、非力な為か、目釘が抜けませんでしたあ!
前回、朝尊君の目釘を凹ませてしまったので、今回は速攻で諦めたわ。

一気に四振のあるじさまに!

則光君、丁子油付けてふきふきしてみました。
んーお肌が全然見えない。
この赤黒いの血じゃないよな…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

則光君

繁慶君もふきふき。
いや、やっぱこの子、綺麗だわ。
青江ちゃん程ではないけど…
刀工の知名度的に、なんでも鑑定団向きだよね、この子。

ということで調べてみたぞ。
真面目か。

○依頼人とお宝の関係にまつわる様々なエピソードをお書き下さい。
(ただ価値を知りたい、というだけの御依頼は不採用となる場合が多くなります)
○入手のきっかけ
○お宝にまつわる思い出、熱意など
○代々伝わるお宝の由来、伝説
○依頼人の手元に渡るまでの経緯
○鑑定しなければならない事情、きっかけ
○お宝にまつわる不思議な謎
○売りたい理由
……などなど

『開運!なんでも鑑定団』鑑定依頼の注意事項

鑑定しなければならない事情なんてねえな!
鑑定団に出てみたいからってのは、駄目なんだっけか…?
売りたいわけじゃないしな。

う~ん…ひじき肌ではなさげ…

そもそも、この子、重ね薄いのが気になるんだよな…
福島県登録ってのも…兼定(会津)や固山宗次なら分かるが…
今のところ、90%偽物判定なんじゃが(ド素人だけど)
今度、作風を国会図書館で調べてこようかな。
何度でも言うが、見た目(姿)と刃文はすげえ好き(何度も言ってねえ)

おまけの千人針(じいちゃんは戦地からは生きて帰ってきたよ)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?