SILENT VOICE

私が理事を仰せつかっているNPO同志社大学産官学連携ネットワークでのプログラム「未来経営塾」に旧知の尾中友哉さんに登壇してもらいました
尾中さんは30代、(株)サイレントボイス https://silentvoice.co.jp/ と (NPO)サイレントボイス https://silentvoice.org/ の2社を創業、経営しています・・・前者はその名から想起出来るかもしれませんが、聴覚障害者が強みを発揮できるように、会社に対してコンサルティングをしていく活動を、後者は聴覚障害者支援活動・・・社名は一緒で、大目的も一緒、しかしアプローチやプロセスが違う(営利活動か非営利活動か・・・)わけです 尾中さんは、健常者ですが、産まれた時にご両親共に難聴者だったことから、母語が「手話」・・・そしてその後「口語」を覚えたということでした! 手話が先で、その後に言葉を覚えた・・・この時点で私としては想像を超えているわけですが、それが普通に育っていく過程で普通と違うことに気づいてきたということでした・・・お話の中で、とても共感…というかまさに自分(達)ごと捉えられた話がありました! 尾中さんが大学生になった頃、お母様が、喫茶店を開業したそうですhttps://www.facebook.com/coffehousecoda/
親戚筋からは当然大反対・・・想像がつきます 対面接客業をする上で、口語(言葉)がない中で出来る・・・わけもない・・・というのが普通に思うところですね
しかし、この喫茶店は普通に常連さんだけでなく、一元さんもやってくる店になっているようです! 一元で来た人が普通にオーダーしようとすると、横に座っているお客様(常連)が教えてあげたり、対応するそうです・・・筆談も駆使しながらなども楽しむようにしている
まさにコミュニティカフェ・・・お客様も主人も一体になっている「主客一体」なカフェです
こんな話を聞いて、職場内でよき沸き起こるコミュニケーションの問題など、問題以下だなあ~と思いました! 言葉足らずによって起こる課題なんて課題のかけらでもない・・・ そんな風に思いました! 声を持たないことによるコミュニケーションから生まれる可能性は、おそらく私たちのような対面接客業のサービス業にこそ大いにあるのではないかと思いました! より人に優しくもなれるだろうし、言葉がいかに大事か・・・まさに主客一体・・・それはおもてなしの極致・・・だとすると、私たちは障害者を支援する(だけ)でなく、学び高めていける可能性がたくさんあると思いました! 私自身の課題意識も高まりました!


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