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外食産業の話

先日日経新聞一面で掲載されていました

「外食 4年ぶり出店増 店舗数コロナ前越え」
これ一見すると何か景況感がよくなったような印象を与えます
が、よく読むと、ここでいう外食会社は、、マクドナルド、ザイゼリア、ドトール、大阪王将・・・
これらの共通しているのは「非酒」です・・・つまり夜主体の外食ではない業態
そして、これらの業態はデリバリー、テイクアウトなどの比率が大きい(または大きくなった)会社です
そういった意味では、このコロナで経営軸を転換していった変化に柔軟に対応していったことが功を奏した企業です
大阪王将に至っては、これはコロナ前からでしょうけど、店舗展開を抑え、むしろ店舗は繁華街でなく住宅街へと移行し、冷凍餃子の工場をつくり外販(スーパーなどへ)を強化した結果業績は好調になった

一方、ワタミ、モンテローザのような都市部の居酒屋業態はまだまだ厳しいのが現実です

外食産業でひとくくりするほど単純な話ではない・・・

それは消費者のニーズも多様化していっているということでもあります
つまり、コロナで生活スタイルも多様化するってことです
そしてその傾向は益々広がっていくのではないかと思う記事でした

そう考えると「外食産業」って言葉や業態もなくなってくるかも・・・
コロナによって変化したことで大きいのは「個々人のライフスタイルやライフワーク」
ここを捉え間違えてはいけない!外食産業全てが被害者ではなっていないことがこの確たる証拠!

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