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「食と事 食と卓」

私たちは「食」を提供している仕事をしています。
調理の技術や食材などの素材がその価値を高めたり低めたりしますし、ジャンル(和洋中とか肉魚野菜など)によっての好みもあったりします。
ただ、食を提供しているだけでなく、「食事」ないしは「食卓」といった食を取り巻く世界観というのも大事な価値を高める要素です。
現在、びわ湖セトレでは、昨年逝去した信楽で陶器製作をする今井さんと、クリエイティブのKIGIさんとの作品でもあるKIKOFの器を展覧会を行っています。
http://ofs.tokyo/lakeofgrace004-dearti 
この器はセトレの料理コースでも使われていたり、また販売もしているわけですが、これが信楽焼?と思うほど繊細な手触りびわ湖の湖の朝昼夕のシーンをモチーフに創られたデザイン!このお皿に乗って出された地産の料理、このコップに注がれた地元のミルク・・・
また永源寺(滋賀)の木材を使った天板のテーブルで食事をする。
そんな地域資源を活かした発信をして食事をすることで、その空気、またそこで過ごす時間に価値を生み出します。
食も消費されるし、時間も過ぎ去るし、空間はそれこそ空気であるので、それこそモノ的に残る価値にはなりませんが、しかしココロを豊かにすることは出来ます。それを価値に変えていくのがサービス業であるし、さらにはホテルといった空間創造業なのではないかと思うわけです!
そんな役割を充たすのが私たちの存在意義なのではないかと思う!

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