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2000円で揃える録画配信環境

Switchの録画環境そろえたい方に

30秒録画ってホント短いですよね。スプラトゥーンやってる方はぜひ、対戦を振り返るために録画環境をそろえていただきたい。
ただ、ずっと使うか分からないキャプチャーボードに数万円出すのもなぁって方も多いと思います。そんな人向けに出費を抑えてSwitchを録画できる環境構成について記事にしました。
※PCを持っていることが前提条件です。また、使い方の解説ではありません。

購入するもの

購入するのは以下の2つです。

USB2.0キャプチャボードの性能

この種のキャプチャーボードには「MS2109」というチップが搭載されています。性能は以下の通りです。
入力 : 4096x2160 60Hzまで対応
出力 :1280x720@60fps、1920x1080@30fps
その他:パススルーなし、モノラル出力(※後述)

スプラトゥーンでは1280x720@60fpsで録画するのが良いですね。

1000円以上の中華HDMIキャプチャは買うな

ところでAmazonにはHDMIキャプチャーボードがたくさん売ってますよね。特に1万円以下で検索するとUSB3.0 を謳う中華製のHDMIキャプチャボードがわんさか出てきます。しかし全て中身「MS2109」で性能は同じです。USB3.0は大嘘でUSB2.0です。

もし性能の良いキャプチャーボードが欲しい場合は有名どころ(Elgato、AVerMedia等)の物を買うようにしましょう。

パススルー機能には代替品がある

HDMIをゲーム機からキャプチャーボード接続したら、モニタにはどうやって表示するの?問題にぶち当たります。キャプチャーボード経由でPCに表示されたゲームの画面は、かなりの遅延が発生するのでアクションゲームなどはプレイできません。パススルー機能がキャプチャーボードに搭載されていれば、ゲーム機からのHDMI信号を分岐させ、モニターに出力することができます。USB2.0のキャプチャーボードにはパススルー機能は搭載されていませんが、別売りの「HDMI分配器」を使用することで同じことを実現できます。キャプチャーボードと分配器が別になっていると、ゲーム機とPCの配置が離れていた場合に配線が簡単です。

配線

各機器はこのように配置します。

SwitchーーーHDMI分配器ーーーモニタ
        |
        ┗ーーーUSBキャプチャーーPC

モノラルになってしまう問題を解決

さて、このキャプチャーボードは音声出力がモノラルになってしまう欠点があります。これは「MS2109」のICチップ実装上のバグだそうで、本来ステレオで録音しているものをモノラル音声にぶち込んているそうです。(詳しくはMS2109で検索)
モノラルじゃ使えないじゃんって話になりますが・・・
有志が作成したツール「mono-to-stereo」を使用することでステレオ音声を取り出すことができます。ひと手間かかってしまいますが、この値段なので良しとしましょう。手順は下記のサイトを参考にするとよいです。

有名どころのキャプチャーボードと比べて

スペックを見れば一目瞭然ですが、720p(1280x720)なので画質は一段下がります。ですが、スマホ直撮りよりは画質はよく、値段を考えれば及第点と言えるでしょう。しばらく使ってみて「満足いかなければ高いものに買い替える」とするのが良いと思います。

まとめ

2000円でゲームを録画配信できる環境がそろいましたね。
今はAVerMediaのキャプチャーボードを使用していますが、使わなくなったUSBキャプチャーボードはミラーレス一眼のキャプチャ用として、WEB会議等で活躍しています。値段がお手頃で気軽に試せるのでよかったら使ってみてください。

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