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裸で写真に映るなら

私は初めてヌードで写った時
今後の事なんて考える暇がなかった

死んでも良いと思った

初めて撮ってもらったのはaoiyoさんで
失礼だけど信用なんて何一つしてなかった
遺書だって書いたの笑

水商売をする前の話
最低なくらい男で遊んだ
言わない方が美徳だけど知らない
ここにあるのは事実だけ

いろんな男と会ってご飯を食べて
気に入らなければそのまま帰った
何人の気持ちを踏み躙ったか
淡い気持ちにさせておいて私は居なくなる
いつもそう

別に好意が欲しいわけじゃなかった
ただどんな人が自分のどんな所に惹かれて何をきっかけに発展するのか知りたかっただけ

そんな自分の興味の為に人を傷つけた
それが私

だからもうどうでもよかったんだと思う
今となっては歳のせいで誤魔化せるんじゃないかと
胡座をかいた

そんな汚ねぇ私の写真のきっかけは中学2年
コスプレイヤーになった事

最近のレイヤーは知らないと思うけどコスプレイヤーアーカイブっていうサイトがあって、まぁTwitterや Instagramみたいなもん。
テキトーに写真あげてフォローやらなんやら輪を広げる

1人の女の子とチャットで話した
家が近所だった
イベントに一緒に行こうって

この時期なりすましなんか当たり前にあったし
それで殺害された例も多々あった

私はいつも最悪のケースを考える
そして最悪を理解した上で行動する

だからこの時も死を感じていた

それでも動いた

そこから写ることが日常になり始めた
コスプレカメラマンなんておじさんばっかだ
コスプレしながらカメラをやる人もいるけどね。

ポトレおじさんとやらに撮ってもらって感じた

"これじゃない"

だからセルフポートレートを撮った

ここが私の原点だ

コスプレってもんは金がかかる
月一のイベントのためにバイト代の半分の金は使う
高校の時なんか14連勤は当たり前で休みだと珍しかった

それでもお金は貯まらない

口座には10万残しておくようにしていたが何かと減る
私は定期的なお小遣いなんて貰ったことはなかったら
稼げるとわかったら楽しくて仕方なかった

(今じゃそうは思わないけど。)

そんな貯金を叩いてカメラを買ったんだ。

高校2年の冬に不登校になり通信制高校に転校した
それからコスプレはやらなくなった

コスプレ時代からの友人と写真を撮るようになり
ろ子が出来上がる。


カメラに写ってる年数は5年くらいか
ヌードモデル、被写体としては2年ほど

2022.6/2の今日思う

脱ぐのがなんや。
そりゃ裸晒してたらフォロワーなんて増えるよ笑
どんな人がフォローしてるかなんてたかが知れてる
AVの勧誘、エロ撮影会の勧誘、他にも変なメッセージが絶えないダイレクトメッセージ。
同じ事してる人同士が集まる"界隈"はどこにでもある

だから誰でも始められる。

だれでも始められるからこそ
覚悟のない奴は死んでいく

正直まじで承認欲求はsnsじゃ満たされない。

現実の世界
私が今踏み入れてるのはプロたちが完成形を持ち出し人に見せる所にしれっとバイトで働いてる

本当に世界が違う
私が辿り着きたいのはプロの世界だと思う

作家たちはドヤ顔で作品を見せたりしないし
snsで群れたりしない
やりたい事と言うよりも追求を楽しみ
なによりも芯がある

私は自分が脱いだ事は後悔していない
これは断じて言える
だけどただ脱ぐだけの人にはなりたくない

私は表現者でなくても良い
自分で作ったろ子という人間を
限りなく完成に近付けていく

だから撮る
だから写る

私はカメラが好きなんじゃない

写真が好きなんだ

写真だけじゃない
自分に向いた知らない牙も優しさも全部好きだ


脱いだ事で世界の色が変わった道が変わった

こんな重大な事を軽薄な気持ちでやるなよ。
誰にでもきっかけはある、わかるよでもさ
覚悟と芯のない奴は必ず失うだけ

この世にどこにも安心はないんだよ。

私は作家として生きる
写って撮る、作る。

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