ゲーミングマウスあれこれ~Logicool G編~

Logicool G概観

Logicool Gシリーズのマウスの中で人気があるものや、お勧めしやすいものを中心に語ろうと思います。
Logicoolの特徴として
きわめて無難な設計思想
高品質なビルドクオリティ/ワイヤレス技術
保証サービスの手厚さ
専用ソフトG hubはゴミ
といったことが上げられます。
多くの製品が必ず一定の需要を的確にとらえており、ユーザーが付きますが「Logicoolの製品しか勝たん!」となることはあまりなく、「まあLogicool買っときゃ困らんでしょ」といった雰囲気です。
いろんな分野に製品を出しており、デザインがさっぱりしていることもあって、デバイスをLogicoolで統一してインテリアを完成させるゲーマーも多いです。
ただ、専用ソフトウェアであるG hubは、UIが見にくく使いづらいことに加えて多数のバグを抱えており、ゲーム中に支障が出て困ったという声も時々聞きます。Logicoolのマウスは設定をマウス側に保存できるので、その設定を変更するときにだけ使用し、あとはストレージの奥底にしまっておきましょう。
あとマウスソールは70点といった感じなので交換推奨です。

G pro wireless/G pro X superlight

マウスの頂点。別記事で語ったように、万人向けの形状を持つ、ワイヤレスマウスの傑作です。
発売当初は「マウスに15000円…?」と、強気な金額設定に感じられましたが、その圧倒的なクオリティによって万人をうならせ、価格破壊(上昇)を引き起こしました。今やワイヤレスゲーミングマウスで15000円は当たり前です。
ワイヤレスマウスブームの先駆者で、遅延は全く感じられない上、バッテリー駆動時間や軽さも高い次元で両立しており、その名の通り多くのプロに使用されています。
重心がマウス下部の方に寄っており、手のひらがマウス下部につくかぶせ持ち、つかみ持ちをするならば、スペック以上に軽く振り回せる印象があります。指で動かす段階においても、この重心の偏りによって非常にストレスのない操作ができますが、反面ある程度のエイム力がある人でないと、軽すぎる使用感になってしまうかもしれません。
サイドが少しくびれているので、つまみ持ちすることもできます。比較的ローセンシの方が恩恵を受けやすい形状と言えますが、繰り返し言っているように万人向けなので、ハイセンシの方でもこれといった不満はないはずです。
欠点があるとすれば、充電方法。これはLogicool Gの充電式マウス全てに言えることですが、いちいちMicro USBケーブルを挿して充電しなければならず、ケーブル不要充電をするためには専用マウスパッドを買わなければなりません。競合他社のRazerが自社マウスに純正充電台を付属させているのとは大違いで、これがあるだけで充電の手間が大きく違います。
海外の通販サイトなどで「Logitech charging dock」などと調べると、非純正ではあるもののLogicool Gマウスの充電台が見つけられますので、そちらを購入してQOLを上げるのもアリかなと思います。

G703/G603/G403

エルゴノミック形状のマウス族です。
高いコスパ、無難な左右非対称設計などが魅力です。G proシリーズのような左右対称マウスが合わない、違和感がある、という方は左右非対称マウスを使うことも多いかと思います。
形状について。
まずサイドボタンが大きいです。押しやすくて非常にいいです。マウス右側の出っ張りがやりすぎておらず、かつエルゴノミックマウスにしては小ぶりなので、つかみ持ちでもホールドしやすいです。かぶせ持ちと相性がいいのは言わずもがなですが、つまみ持ちするにはやはり無理があります。無難な非対称マウスの選択肢ではないでしょうか。非対称マウスは元から感覚派エイムの人が多いので、特に掘り下げる必要はないかもしれませんが、逆に言えば絶対に店頭などで実物を触った方がいいです。
各モデルは
G703h…充電ワイヤレス
G603…乾電池ワイヤレス
G403…有線、廉価版、etc
といった違いがありますが、特に理由がない限りG703hを購入することをお勧めします。

G502/G402

新幹線のような形をした、(ほぼ)かぶせ持ち専用マウスです。大型ではありますが、マウスの右上側が底面に向かって逆ハの字をしており、意外とホールドしやすいです。

G402はかなり昔から存在しており、ロットも変わっていないためLogicoolの旧ロゴが刻印されています。その分、値段は抑え目ですが。
重量は現在の主流マウスに比べかなり重いです。今あえて買う理由はあまりないかなと思います。超個人的な余談ですが、G402は私が初めて買ったゲーミングマウスです。

G502は有線、無線ともに展開していますが、おそらくFPSをはじめ競技系ゲームをプレイするゲーマーは使わないのではないかなと思います。有線、無線ともに110gを超えており、長時間激しい動きをすることには向いていないからです。
フリースクロールホイール(マウスホイールに段階がなく、ハンドスピナーのようにスクロールできる)モードを使うことができることや、マクロボタンが多く実装されていることなどを踏まえると、正直FPS用途には思えません。マウスの移動が少ないシミュレーションゲームや、マインクラフトなど多ボタンがいかせるゲーム、あるいは単に事務用途に適しているマウスです。
ただ、それならば非ゲーミングブランドのMX Masterシリーズなどでいいのではないかと思います。

G304/G pro有線/G203

左右対称形状をしており、マウス下部が丸っこくなっています。クリック部分が真っ平に近くなっており、かぶせ持ちにはあまり向きません。それ以上特徴がないです。
この系列で買う価値があるのはG203とG304だけで、G pro有線は現状特に買う理由がないと思います。G pro有線は有線マウスとして他の製品に優位を取っている部分があまりなく、値段も割高で8000円ほどします。これを買うくらいならG203で十分です。
G203とG304に関しては、信頼できるゲーミングマウスの中でもかなり値段が安い上、この2つには4種類のカラーバリエーションがあり、結構かわいらしいデザインをしています。
各モデルは
G203…廉価有線ゲーミングマウス
G pro有線…グレードアップ版G203 ※G pro wirelessとは別物なので注意
G304…電池式ワイヤレス版G203
のようになっています。

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