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気持ちの良い対応ができれば・・

ヒトは自分のことは良く考える・・
そうでもなくただダラダラ過ごしているだけ・・
の人もいるかもしれない・・

言葉一つで変わることは沢山ある・・
むかしの事例を一つ・・

まだ駅にはエスカレーターもエレベーターも設置されていないころ・・
初老の女性・・おばあちゃん・・とまでは思えなかったが・・
荷物をたくさん持って、かつ大きなカバン・・

見るからに・・
階段を上るのは辛そう・・
声をかけるべきか・・見ぬふり・・しようか・・

階段を二歩三歩上りかけた時・・
声掛けがあった・・

「おい、あんちゃん・・この荷物一つ持ってくれんかの?」
わたし「・・・・・・・」
振り返って観れば足も少し悪そう・・だけど荷物を持って出かけて
くるときから・・
階段は登れない・・わかっていそうなもの・・

わたし「はい、階段の上まで手伝うヨ」といって・・
荷物を持って、一気に駆け上がった・・・
階段の上について、しゃがんで婆さんを待っていると・・
声をからして、必死に駆け上がってきた・・
荷物を持って逃げられたら・・(心配そうな・・)

わたし「はい、荷物を渡しますヨ」
お婆さん「早く駆け上がったから、持ち逃げされたかと・・」
「ビックリしたヨ」

わたし「いくら年下の者に言うとしても・・言葉は変えることだね」
「気持ちよく手伝わせてもらうには・・さっきの声掛けは良くないヨ」

お婆さん「そうだったネ」「ありがとう」

年下である私はそのお婆さんに、深く一礼してその場を去った。

ヒトは対人においてどうあるべきか・・
かけてくれた「言葉」で気分が変わり・・
むりやり手伝うとかではなく、気持ちよく相手の求めに応えられる・・

商売はみなこれが大原則・・
ただ一つ二つ違うものがあるとすれば・・
ただ商品を押し付けたいがための「言葉遣い」なのか、
相手に(来店など)お礼を伝える気持ちから「言葉選び」なのか・・

これが分かっているし、日々その生き方をしているというのとは・・
成果に大きな差が生まれる・・

ヒトに好かれる・・
自分は特に何もしていないが・・
よく他人に好かれる・・
と、言った田舎の電気屋さんの二代目(店主の長男)の奮闘記は・・
次回で・・

「強者」というものの一つのケースを・・・

本日も私のブログにお立ち寄りくださいましてありがとうございます・・

税理士 佐藤春男

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