わたしがトイレ掃除をしない理由

我が家の家事は自然と分担制で。
ざっくりと、掃除は夫が、洗濯はわたしが、料理はだいたいわたしでたまに夫。

結婚して6年以上経ったけれど(もう6年か。いま思い出してびっくりした)
特にこのスタイルに不満はなくて、たぶん夫も大きな不満は抱えていないはず。

ざっくりと、とは言ったけれど、どうしても無理なときはできる方が補うことになる。
たとえばわたしが入院していたときの洗濯物は夫が自分でやってたわけだし、わたしもちょっと汚れが気になったら掃除もする。

でも、トイレ掃除だけは夫に託してある。(この6年間でまったくゼロってわけじゃないけど、両手…下手したら片手で数えられるぐらいだと思う。)
夫婦間で約束として決めたわけではなく、わたしが一方的に決めた。というか、自然の流れでそうなっていたのだけれど、今日ふと思うことがあって、改めてトイレ掃除だけはしないと決めた。

仕事も基本的にいっしょにやっている(夫経営の会社に、わたしも役員として従事している)こともあって、よく?聞く「俺が働いてるんだから、家のことぐらいお前がやれよ」的なことは一切ない。(そもそも今もまだこのような考え方で働いているひとがいるのかどうかはさておき)

それでも、仕事上やるべきことはわたしよりも代表取締役である夫の方がそりゃもちろん多いし、やりたいことが多すぎる人だからやってもやっても終わらないことも多い。(ちょっと自業自得なところもあるとおもう)

そうなると、やっぱり家のことはなるべくわたしがフォローせねばと思うわけで。必然と家事分担の割合としては、わたしの方が負担が大きくなるわけだ。

※そこについて不平不満があるわけではないことは、ここで明記しておく。

明記しておいてあれだけど、どうしてもちょっとイラっとするときもあるんですよ。あれ、わたしの負担多すぎない…?と。
でも、別にやれって言われてやってるわけじゃないし、そう思うならやらなくていいよが夫のスタンスだから(たぶん)、このイライラをぶつけるわけにもいかぬ…

そうなったときのための「トイレ掃除をしない」なのだ。

ただひとつだけでも(実際トイレ掃除以外にもやってくれてることはあるけれども)、夫がやってくれているって思えることがあるだけで、わたしの精神衛生上とっても良いことだと気づいた。

わたしはこんなにやってるのに、って思うだけじゃ疲れちゃう。(勝手にやってることでも、心情としては「やってあげてるのに」になっちゃうのよね)
相手のためにやっておこうって思ったことなのに、結局自分のため(やってあげたのえらいでしょ、やさしいでしょ、ほめてほめて!)になっちゃうのは、ちょっと寂しいじゃない。

だからわたしはトイレ掃除をしない。

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