青く美しい星に生まれて

地球という星は単なる物質なのではなく、想像もできないような大きな生命体が宿って生まれ、維持されてきました。父テラさまと母ガイアさま。その力でもって地球上のすべての生命は生まれました。その限りなく大きな愛に感謝を。愛する人や動物が死んでしまった時、残された亡きがらからは大切な何かが去ってしまったことに誰もが気づきます。冷たくなった身体はやがて朽ち果てていきます。地球も同じことです。この傷ついた惑星の大きな生命が失われてしまったなら、海も川も干上がり、乾いた岩のかたまりだけが残され、それはやがて風化して宇宙のちりとなってしまうでしょう。地球上で繁栄した人類は、大切な我が家を破壊しつつあります。まるで自分自身を傷つけることだけが、生きている実感を得る唯一の方法だと錯覚してしまった子どものように。そこから抜け出す方法は愛の実践だけです。声高に過ちを指弾しても、生まれるのは新たな憎しみのみ。その足下では、多くの命が失われ大地は崩れていきます。美しい星に生まれたことを感謝して、誇りを持ちましょう。自分を、そして人を愛することで、私たちの世界は確実に変わっていきます。残された時間は僅かです。しかし何もせずにいるほど人は愚かではありません。地球という我が家は、人間だけではなくあらゆる命の家です。いつだって思い出して下さい。宇宙に浮かぶ美しい青い地球の姿を。それを命の失われた残骸にしてはいけません。

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