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ついに来院、眼底検査希望の外国人。そのとき私は?

「〇〇さん、日本語のしゃべれない眼底検査希望の人がきました」
※(〇〇は私の名前)

私:わかったぁ~。(心の中では、マジか…)

かたこと英語で簡単な問診やコンタクトレンズ合わせくらいなら、できるようになっていた私。しかし、眼底検査となると話は別。

そもそも眼底検査って英語でなんていうんだ?

散瞳ってどう説明するの?

しかも英語の問診表には、眼底検査の他にコンタクトレンズ希望に〇が…。

いやいや、ハード過ぎるだろ・涙

私:「ちょっと二階に行ってくる」

そう言い残した私はあるものを取りに二階へ。英語の辞書?

実はもっと役に立つお助けアイテムがあるのです。

それは、私のお気に入りに登録しているひらちゃんPhDのブログ。


ひらちゃんPhDのブログ

参照にしたのがコチラ

眼底検査に必要な表現を調べる


助けブログの表現を頭に入れ、それでも不安なのでポッケに携帯をしのばせ再び現場へ。降りると、カルテが出来上がっているのと同時に、糖尿病手帳が挟まっていました。

患者さんの名前は「〇〇〇 △△△ モハメド ※※※」

(アラブの石油王が、日本で美味しいものを食べまくって、糖尿病になっちゃったんだな)、なんて想像を膨らませ、再度復習。

まずは眼底検査に必要な単語を確認。

・眼底 back of the eye
・散瞳薬 eye drops for pupil dilation
・眼底写真 a photo of back of the eyes
・糖尿病 diabetes
(ダイアベーツと発音したくなるが、ダイアビティズ)

いざ、患者さんの名前を呼んで簡単な説明の後検査を開始。

私:First, I‘m going to check your refraction.
(最初にあなたの屈折を測ります)

Please keep looking at the central ballon.
(中心の気球を見ていてください)

モハメドさん:OK

私:Next examination is an air-puff test.
(次は眼圧検査です)
Have you ever experienced an air-puff test?
(眼圧検査したことあありますか?)

モハメドさん:No,I haven‘t.

マジか…こんなときはひらちゃんブログと。

私:Please keep looking at the central
green spotlight with wide eyes.

(大きく目を開けて中心の緑の光を見ていてください。)
Air is puffed.
(風がでます)

モハメドさん:OK

まさかの結末が…

レフと眼圧を無事に測定を終えた私は、視力検査へ。

レフを測定した時点で、右眼 S-4.0D C-6.0DAx170°
左眼 S-3.0D C-4.50DAx180°

ただならぬ予感を感じて視力検査を始める私。

私:Could you tell me where the opening in the circle is?
(輪っかの切れている方向を教えて下さい)

モハメドさん:上!!

私:ん?Could you tell me where the opening in the circle is?

モハメドさん:右!!

私:え、もしかして日本語しゃべれます?
モハメドさん:ええ、少し。

…誰だよ、日本語が全くしゃべれない外国人が来たって言ったのは!!

てか、ノンコンとレフのとこで日本語で言ってよ。
(もしかして、少し楽しんでいた?)

その後は、ほぼ日本語でちょっとわかりにくいところだけを英語を交えて、無事にお帰りいただきました。

診察終わった後に、Thank you so much.

って言っていただいたので

Take care of yourself.
(お大事に~)

ってカッコよく返答しておきましたよ。
(コンタクトは乱視強すぎて断念)

よい体験ができた

結局、日本語話せたんか~い。ってオチでしたが、普段使わない眼底や散瞳、糖尿病の表現を勉強できてよかったです。

次回はお助けなしで、対応してみせるぞ。

ひらちゃんPhDのブログは、ブクマしておくことをおすすめします。

以上、「ついに来院、眼底検査希望の外国人。そのとき私は?」でした。


最後まで読んで下さりありがとうございました。


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