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米津玄師2022TOUR「変身」の感想(ネタバレ有り)

印象に強く残ったところの感想を書いていく。勿論全部印象に残ってて、素晴らしかったんだけど、いかんせん大切なことは言葉にならないので、どれもこれもすごく薄っぺらい言葉になっちゃってるのが申し訳ない。現実はもっと美しかった。ありがとう米津玄師! オープニング+『POP SONG』 地下駐車場に止まった外車から「ニギ」が出てくる。彼はトランクからジョウロを取り出してエレベーターに乗る。すると、ステージの縦長モニター下部から白い長方形が登ってきて、急にそれが真っ黄色になる。そして『

    • 『Splatoon』を語りたい

      『Splatoon』というゲームについて、語らせて欲しい。このゲームは、自分が中学三年生のころに発売され、当時から現在にわたるまで心をがっちりと掴まれているゲームでもある。  自分は小さい頃からとてもゲームが好きで、例えば『ポケモン』、『モンハン』そして『スマブラ』とかをやっていた。絶えずゲームに興味があって、『Splatoon』のファーストトレーラーは見たことがあった。だるい部活動をしながら、友人とSplatoonダイレクトの内容を話していたのを、よく覚えている。ただこのと

      • 西住みほは"逆転した"ナルシシストである

         アニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する西住みほは"逆転した"ナルシシストである。ナルシシストとは自己愛の深い者を指す言葉だが、実際のところ、ナルシシストは隠したい「否定的な自分」を「肯定的な自分」で覆い尽くそうとしており、根底にあるのは自己否定である。一方で"逆転した"ナルシシストは、「肯定的な自分」を「否定的な自分」で覆い尽くそうとする。つまり、本心では自分を肯定している、あるいはしたくてたまらないのに、何らかの理由で自己否定を重ね、「能無し」のセルフイメージを構築して

        • 『ホラ吹きネコ野郎/米津玄師』について

          『ホラ吹き猫野郎』は、米津玄師氏のセカンドアルバム『YANKEE』に11曲目として収録されており、筆者が愛して止まない楽曲である。 『ゴーゴー幽霊船』や『MAD HEAD LOVE』といった、アクの強いサウンドと幽玄な世界観を両立させた楽曲を多く制作していた活動初期の米津氏だが、この曲も多分に漏れず不可思議な雰囲気を纏った名曲である。 祭囃子を思わせるようなリズムがノスタルジーを呼び、自由奔放なギター(特にBメロとサビが好き)とコード進行が何にも縛られないファンタジーを感じさ

        米津玄師2022TOUR「変身」の感想(ネタバレ有り)