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なぜ「ドレイテーブル」と言ってしまうのか?

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「ドレイテーブル」

去年末にIKEAのトレイテーブル「グラドム」のCMが炎上騒ぎになっていました。

そしてIKEAのCMへのリプライ欄や引用ツイートにはこのようなことが書かれていました。

「きっっっしょ!」「どうせキモい爺が作ったんだろ」「飲み物溢した犯人はピュ𓂺じゃん」「ドレイテーブル」「CM構成したの男かな?」「今すぐ消去して謝罪しろ」「娘の肩に手回すのキモイ」「女卑男尊ウイルス」「不愉快」「ヘルジャパン」

とても激しいですね。ここまでの文言になると、もはや「批判」ではなくて、むしろ「侮辱」というレベルのものでしょう。

しかし、なぜか人はここまで激しい文言をぶつけてしまいます。それをなぜかを考察してみたいと思います。

考察①何を言っても平気だと思っている

まず1つ目「何を言っても平気だと思っている」ということです。

批判の矛先になっているのは、世界的なブランドである「IKEA」です。その大きな企業であれば、どれほど侮辱的な言葉をぶつけても、企業自体が消えてなくなってしまうほどではないと考えるでしょう。

そして、発言してしまっている本人達には、侮辱的な言葉をぶつけられた側のことを想像することはないと考えられるでしょう。

人は相手が抵抗してこないと思うと、容赦なく攻撃をし続けることがありますが、企業がクレームに対して強く出てこれないことを良いことに、自分達が強く出てもいいと考えているでしょう。

考察②使う言葉の意味を理解していない

IKEAの「グラドム」を購入した方のツイートが、最近拡散されていました。

確かに使い勝手が良さそうなテーブルですね。安定して持ち運べる上に、ソファに座って飲み物やおつまみを食べながら映画を見るには丁度いいアイテムでしょう。私も欲しくなりました。

ところがこのようなツイートが見られます。

これは面白いですね。

まず、CMそのものを批判するのであれば、「ドレイテーブル」と揶揄する発言をする必要はないでしょう。それに「ドレイテーブル」と表現してしまったら、CMだけではなくて、トレイテーブルそのものへの批判に取れてしまいます。

「ドレイテーブル」という表現を使う人が、その言葉がどこに刺さるのか理解していないのですね。

「CMに対して言ってて、商品に対して言ってない」とは言いますが、批判している方々が、何に対してツイートしているのか、自ら表現していません。

「誰が何に対して何について批判するのか?」をきっちり表現する必要がありますが、その基本的な日本語表現を怠って、印象に残る単語を並べてばかりですね。印象に残る強い言葉だけを選んで、意味を理解しないで使っているのは、問題視せざるを得ません。

考察③表現力が欠如している

考察②と若干被りますが、侮辱的な言葉をぶつける人は、日本語の表現力が欠如していることは、十分に考えられます。

CMそのものを批判するにしても、わざわざ「きっっっしょ!」「女尊男卑ウイルス」など強い言葉を使う必要はありません

むしろ、そのような言葉を使ってしまうのは、ただ喚き叫んでいるだけにしか見えず、どういったことを主張しているのかさえ見えません。CMの問題点を指摘するにしても、もう少し丁寧な言語化をしないと、伝わるようなものも伝わらなくなってしまいます

しかし、IKEAのCMを見て感情的になってしまう方々を見ると、感情をそのままぶつけることに重みを置いているのであって、その自分が抱えている感情を、上手に日本語で表現しようとするところまで、思考能力が働いていないかと感じられます。

考察④誰も商品を批判していない?

あと、このようなツイートも見られました。

この方は、すべてのツイートを見た上で「商品の批判は起きていない」と言っているのでしょうか?

IKEAのCMに対するリプライと引用リツイートの数は、非常に多く、引用リツイートの数だけでも1500以上あります。それをすべてチェックした上で「商品の批判は起きていない」と断言してしまうのでしょうか?

この自分以外の人が言ったことまで、あたかも分かっているような人が一定数いますが、それはどこまでしっかり確認していたのか疑問に感じますね。自分の発言は分かっていても、他人のことまでは分かったつもりでいられるのは、本当に面白いですね。

正しくは「商品の批判は起きていないと自分は信じたい」のではないでしょうか?

あと、何の肩書もなく、根本的には「自分は自分」「他人は他人」というスタンスでいる私にとっては、仮に「フェミニスト」であったとしても、非常に言葉が荒くて侮辱的な発言をする人間は出てくるものだと考えます。

「他の人はまだしも自分のは、CMの批判であって商品の批判ではない」と言うなら、まだ理解はできるものです。なぜなら自分の発言には自分で責任を取らないといけませんが、他人の発言までは責任を取る必要がないからです。

自分に近い意見を持っていたとしても、根本的には「自分は自分」で「他人は他人」に変わりないものですが、IKEAのCMを批判している側の人達にとっては、批判派全体を守りたいのでしょうか?不思議ですね。

日本語能力に問題がある

これらの考察を振り返ると、IKEAのCMに批判している側には、日本語能力が致命的に欠如していることが分かります。

わざわざ強い言葉を使う必要はありませんが、おそらくきっちり表現するほどの能力が欠如しているのか、「きっっっしょ!」「女尊男卑ウイルス」「ドレイテーブル」などといった圧の強い言葉に頼ってしまうのでしょう。

これでは伝わるものでも伝わらなくなってしまいますし、いくら「CMを批判しているの!」と言ったところで、第三者的には商品を批判しているようにしか見えなくなってしまいますね。

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