#68: こんなときだから♪昭和歌謡〜女の情念を歌い上げる「人形の家」

弘田三枝子:人形の家(1969)
作詞:なかにし礼 作曲:川口真

#64 -70のテーマは「可愛い? 怖い? それでも魅力的な人形たちー人形と音楽」

部屋の片隅に捨てられた埃にまみれた人形…….
男に棄てられた女の情念を歌い上げた「人形の家」は,昭和歌謡好きの家主にとって一押しの作品です。

昭和の歌姫である弘田三枝子氏は,中学1年の時から進駐軍キャンプでポップスやジャズを歌い,デビューは14歳。日本人歌手として初めて「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」に出演しました。GSブーム到来でオールディーズを歌う歌手という古いイメージがあったものの,それを本日お送りする「人形の家」によって払拭し,あらためて圧倒的な歌唱力を示すことに成功しました。

女の一途さ,哀しさ,そして執念深さが宿った人形は冷たい目で一点を見つめ血の涙を流す……ヒェーーー!😱

みたいな,末恐ろしい人形の家を頭に描き,やっぱり女ってこわいなーって思う一方,聞けば聞くほど名曲だな,と感心します。
ということで,自粛生活でたまったストレスを恨み節に変えて,コブシをきかせて熱唱してください(笑)

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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