【レビュー】Qi2対応のAnker MagGo Power Bank (6600mAh)をおすすめしない理由
ガジェットブロガーのおりすさるさんです😊
今回ご紹介するのは、「Anker MagGo Power Bank (6600mAh)」というQi2(チーツー)対応のモバイルバッテリーです。
最新のワイヤレス充電規格に対応する本製品ですが、先に結論を書くと「買わなくていい」です。おすすめしません。
デカすぎ・重すぎ
価格が高い
そう考えるのはこの2つが大きな理由です。
私はモバイルバッテリーにとってもっとも大事なのは、バッテリー容量に対するサイズと重量だと思っています。充電速度や使い勝手も大事なポイントではありますが、そもそもデカ重いと持ち出す気になれないんですよね。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)は、まさに持ち出す気になれないモバイルバッテリーだと感じました。Qi2に対応したりスタンドにもなったりというメリットがあるとはいえ、6600mAhでこのサイズ・重量はシンドイです。
先にメリット・デメリットをまとめておきます。
👍メリット
「Qi2」に対応し最大15Wでワイヤレス充電できる。
最大20Wの入出力に対応するUSB-Cポートを搭載。
パススルー充電に対応。
充電パッドを起こしてスマホスタンドになる。
👎デメリット
デカ重い(約109 x 62 x 25 mm、約250 g)。
いまのところQi2対応デバイスは限られる(iPhone 13シリーズ以降が対応)。
一般的な5000〜10000mAhクラスのモバイルバッテリーに比べ価格が高い。
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製品の仕様
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)の仕様は以下のとおりです。
バッテリー容量:6600 mAh
ワイヤレス充電規格:Qi2
ワイヤレス出力:最大15W
USB-C入力:最大20W(5V=3A / 9V=2.22A)
USB-C出力:最大20W(5V=3A / 9V=2.22A)
パススルー充電:〇
サイズ:約109 x 62 x 25 mm
重量:約250 g
カラー:ホワイト、ブルー
パッケージ内容:本体、USB-C to Cケーブル(0.6 m)、取扱説明書
価格(税込):8,990円
カラーはホワイトとブルーの2色。今回はホワイトを購入しました。
デカすぎ!重すぎ!
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)のサイズは約109 x 62 x 25 mm、重量は約250 gです。
バッテリー容量は6600mAh。このサイズと重量なら、感覚的にこの2倍のバッテリー容量が欲しいところ。
他に6600mAhぴったりのモバイルバッテリーがないので、5000mAh・10000mAhのものと比較してみます。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
バッテリー容量:5000 mAh
ワイヤレス充電:✕
サイズ:約77 x 37 x 25 mm
重量:約102 g
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
CIO SMARTCOBY SLIM 20W
バッテリー容量:5000 mAh
ワイヤレス充電:✕
サイズ:約88 x 60.8 x 12.11 mm
重量:約108 g
Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)
バッテリー容量:5000 mAh
ワイヤレス充電:Qi(最大7.5W)
サイズ:約93 x 64 x 15 mm
重量:約124 g
Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)
MOTTERU 10000mAhモバイルバッテリー(MOT-MB10001)
バッテリー容量:10000 mAh
ワイヤレス充電:✕
サイズ:約78 x 58 x 25 mm
重量:約174 g
MOTTERU 10000mAhモバイルバッテリー(MOT-MB10001)
CIO SMARTCOBY Pro SLIM 35W
バッテリー容量:10000 mAh
ワイヤレス充電:✕
サイズ:約97.6 x 69 x 16.2 mm
重量:約180 g
Anker 633 Magnetic Battery (MagGo)
バッテリー容量:10000 mAh
ワイヤレス充電:Qi(最大7.5W)
サイズ:約107 x 66 x 18 mm
重量:約218 g
Anker 633 Magnetic Battery (MagGo)
とこんな感じです。
5000〜10000mAhクラスのモバイルバッテリーは、本来は気軽に持ち出せるコンパクトさと軽さが魅力。
Qi2への対応によって、どうしてもサイズ・重量が大きくなってしまうのは仕方ないことかもしれません。ですがこれほどとなるとキツイですね。
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Anker MagGo Power Bank (6600mAh)の最大の魅力は「Qi2への対応」です。
従来規格の「Qi」では最大7.5Wまでの充電でしたが、Qi2では最大15Wのワイヤレス充電が可能。より高速に充電できるようになりました。そしてマグネットで対応デバイスにくっついてくれることも特徴です。
「MagSafeに対応」とうたうモバイルバッテリーの多くは、iPhoneにくっついてくれるものの、充電の中身は最大7.5WのQiのものが多いんです。悪く言えば「なんちゃってMagSafe」ですね。
Qi2対応モバイルバッテリーなら最大15Wで高速に充電できますし、iPhoneだけでなくこれから登場するであろうQi2対応デバイスの充電もカバーできます。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)には最大20Wの入出力に対応するUSB-Cポートが搭載されており、急ぎの場合は有線で充電することも可能です。
そして充電パッドを起こすことで、充電しながらのスタンドとしても使えます。
モバイルバッテリーによくある簡易的なスタンドだと、角度調節できなかったり、縦向きあるいは横向きにしか対応しなかったりということが多いです。
これなら無段階で角度調節できますし、縦向き・横向きでも使用できます。
まとめ
今回はQi2対応のモバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (6600mAh)」をご紹介させていただきました。
ちょっと辛口になってしまいましたが、搭載されているバッテリー容量に対しサイズ・重量が大きいというのは、持ち運ぶモバイルバッテリーにとって致命的なデメリットなんですよね。
とはいえ、Qi2の最大15Wの充電速度は魅力的。それにこれからあらゆるでバイスをQi2で充電できるようになるの便利だと思います。
先日レビューした同じくQi2に対応するワイヤレス充電器「Anker MagGo Wireless Charger (Pad)」は非常に良かったですし、モバイルバッテリーについてはこれからに期待ですね!
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