ひとくち日記2023.12.20
今日も朝から仕事。車に積りたる雪を降ろし、出勤。
出勤中、高橋源一郎の飛ぶ教室を聴く。『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を取り上げていた。ゲストは逢坂冬馬。礼節を重んじ、芯が通っており、そのために適格でないことを言わないという信念のようなものを持ち──柔軟さを欠いていると取られることもあるのだが、そこに親しみをも覚える。
全く見当違いかも知れないが、片上さんから受ける印象にも近いように思った。
昨日はラッシュに巻き込まれて帰宅に時間を費やしたので、急いで帰った。おかげで殆ど渋滞に嵌らずに済んだ。
帰宅後、食事を認めてシャワーを浴び、少し眠る。四、五時間は寝たのかしら。
起きて『ユリシーズ』の冒頭を読む。今年中に読み通したいと思っていながら、なかなか手を付けかねて、こんか時期になってしまった。
さわりを読んだ印象としては、一回通読したくらいでは、読んだことにならないだろうということだった。『オデュッセイア』の型を借りた作品であるということは聞き及んでいたが、それだけの訳はなく、英米の詩やシェイクスピア、神学の発展の歴史など、いろいろ知っていないと分かり切ることは出来ない。分かり切ろう、なんて思ってもないのだけれど。
一回通読したくらいではダメなら、一回(てきとうに)通読してみたら良い、とも思えたので、頑張って年内通読を敢行してみようと思う。
『ユリシーズ』にようやく手をつけたのは、Twitterの人々が#2023年の本ベスト約10冊 を呟き始めたからだった。私の2023年ベストはこれから読まれる本なのに!
織沢は2023年をまだ諦めませんからね!
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