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#10:命を燃やして、手をつなぎ合って

これまでの世界の歴史を振り返ると、
世の中が大きく動いた激動の時代というものが幾つかある。

例えば、日本で言うなら明治維新。
江戸時代から明治時代へ、
世界に稀に見る無血革命と言われていて、
江戸の世は明治の幕開けとともに、
社会制度そのものが大きく様変わりした。

坂本龍馬の肖像

明治維新に大きな功績を残した坂本龍馬

今もその「激動の時代」というものの、
転換点に立ち会っているんじゃないか!?と思う時がある。
後から振り返ってみないとわからないけれど。

社会が大きく変わる時、
社会の制度や仕組みだけではなく、
そこに生きる人たちそれぞれの精神的な価値観の転換
というものがなければ、
本当の新しい時代を迎えることはできないのだと、
個人的には思っている。

世の中が大きく動き始める夜明け前、
いち早く、
このままじゃいけないという、うずきや志を持って、
時代の先を見て、命がけになって、
行動し始める人たちがいる。

その中には、
歴史に名を残す人もいるだろう。
人知れず散っていく人もいるだろう。
でも、時代の空気ってやつは、みんなで創っていくものだと、
僕は思いたい。
一粒の芥子の種で構わない。
 One for All, All for One.

今の僕たちの生き方や想いそのものが、
地球に負荷をかけていることは間違いのないことのように感じる。

だったら、
僕たちにはどんな精神的な価値観の転換が必要なんだろうか?

だったら、
僕たちがこれまで豊かになりたいと思う想いは間違いだったのだろうか?
科学技術を発展させて進歩してきたことは間違いだったのだろうか?

これからどんな想いを抱いて生きていったらいい?

わからないことがたくさんある。
でも、一人ひとりが命を燃やして生きて、手をつなぎ合ったなら
できないことはない。

気付くべきことがまだまだある。

今世の人生をかけて、僕たちそれぞれにしかできないことがある。
そんな時代に生きている気がする。

煉獄杏寿郎のように、
かけがえのない大切なもののために、
守るべきもののために、
命を張って生きられる人間になりたい。

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出典:劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイトより

煉獄杏寿郎の母である瑠火さんが、
煉獄さんに託した言葉もとてもスキなので、
シェアさせていただきたいと思います。

生まれついて
人よりも多くの才に恵まれた者は
その力を
世のため人のために
使わねばなりません
天から賜りし力で
人を傷つけること
私腹を肥やすことは
許されません
弱き人を助けることは
強く生まれた者の責務です
責任を持って
果たさなければならない
使命なのです
決して
忘れることなきように
母はもう
長く生きられません
強く優しい子の母になれて
幸せでした
あとは頼みます

【出典】
鬼滅の刃 8巻64話 原作:吾峠呼世晴 発行所:株式会社集英社 2017年10月9日第1刷

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