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2024年05月28日 | 自分史

「可愛い子には旅をさせよ」と言って親達は、子供達に一人旅をさせたりしていた事が昔はありました。

私も親からお金を貰って、東北地方をテントを待って旅をした事があります。
もう時効になったと思うので良いかと思いますが、その旅で恐山に立ち寄り、ひと通り観光したので宿を探したのですが、生憎その日は大祭の期間だったせいで満室。
仕方がないので、硫黄の匂いが漂う三途の川ほとりでテントを立てて就寝しました。

その夜は風もほとんどなく月も綺麗に見れるほどの快晴でしたので、テントでも熟睡出来ると、たかを括っておりました。

しかし、夜中になると何処からか「チリーン、チリーン」と鈴の音が聞こえてきました。
その鈴の音は段々とテントに近づいて来ました。

「これはヤバい、お経を唱えなければ」と思い、必死に心の中で何回も唱えました。
そのお陰か鈴の音は遠ざかってくれました。

しかし2時間くらいすると、今度は複数の鈴の音が近づいて来ました。
怖くて仕方がないので、一晩中震えながらお経を必死に唱えました。
そうしているうちに夜も白み始め、鈴の音も小さくなり朝を無事に迎える事が出来ました。

こんな体験をしたので、恐山を立つ時にこの話を僧侶の方にしたら「ここでテントで一晩過ごすなんて前代未聞だ」と言われ酷く怒られた記憶があります。笑

https://orior.co.jp/%e6%97%85/

#旅  #恐山 #メメントモリ #終活 #生前葬 #ハッピーサンクス協会 #魅力発見プロジェクト

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