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LuckiBotに搭載されている「10.1インチ1080P HDインタラクティブディスプレイ」を詳しく紹介


こんにちは、マネージャーの吉野です。

さて、今回はLucki Botの搭載されている機能について執筆したいと思います。今後も搭載されている機能について、少しづつ深堀し、皆さんのロボットへの理解度を高めていく事ができれば幸いです。

初回はLucki Botのディスプレイについてお話してまいります。

10.1インチ1080P HDインタラクティブディスプレイ


Lucki Botに搭載されているディスプレイは「10.1インチ1080P HDインタラクティブディスプレイ」と呼ばれるものです。とは言っても、殆どの方は長いし何を言っているかわからないのではないでしょうか。

という事で一つづつ紐解いていきましょう。

「10.1インチ」について

これはテレビなどでもよく聞くサイズの事ですね。
このインチというのは、画面の対角線の長さで表しており"1インチ=2.54cm"ですので、10.1インチの画面の対角線は25.654cmとなります。

そしてLucki Botの画面のアスペクト比は9:16(縦型)なので、幅12.7cm、高さ22.5cmという大きさです。
具体的にはA5用紙と同じサイズです。もう少し身近なもので例えてみると、およそ100円玉を10個並べたくらいの長さです。

10.1インチのタブレットは多く販売されており、比較的私たちの目にも見易いサイズではないかと思います。

1080P HDについて

これは画面の解像度に関する表記になります。

まず「P」という単位について説明します。これは「Pixel(px/ピクセル)」というデジタル画像や画面などを構成する最小単位のことを指します。写真や映像はこのピクセルが集合して表現されていますが、ピクセルが大きければ大きいほど、高画質ということになります。

つまり「1080P」とは、Lucki Botの場合は、このピクセルが横に1080個あるという事になります。先程、アスペクト比は9:16というお話をしましたが、その比率では横が1080pxなので縦は1920pxとなります。

この解像度、実はたくさんの映像で採用されており、またの名を「フルハイビジョン」「フルHD」などと呼ばれています。身近なところだと、テレビの映像や、YouTubeなども同様の解像度であり、閲覧するには十分なスペックをLucki Botは搭載しているという事ですね。

インタラクティブディスプレイとは

インタラクティブという言葉には双方向という意味があります。 ITの分野においては、情報の送り手と受け手の関係が固定的ではなく、その場で互いにやり取りできる状態を指す(=コミュニケーションや対話)という意味で使われており、ディスプレイがインタラクティブという事は、ディスプレイを通じて双方向のコミュニケーションが取れるという事になります。

さらに分かり易くすると、つまり"タッチパネルでコミュニケーションが取れる"という事です。

タブレットなどは勿論ですが、最近ではデジタルサイネージやホワイトボードなどにも採用されており、インタラクティブという言葉が付いた製品は多く販売されています。今でこそ当然のように画面を操作していますが、当時iPhoneが出た時などは驚きとタッチの難しさに困ったものです。

この画面を触るだけで操作できる技術ですが、とても不思議ですよね?
専用の手袋でないと反応しなかったりと、技術の進化に驚くところです。

幾つかの方式があるようですが、このインタラクティブディスプレイについてざっくり解説します。
多くは「静電容量方式」という技術を使っているそうで、画面の表面に静電気を発生させ、指で触ると、触った部分の静電気が指に反応し、コンピュータ側では動きのあった部分を認識して操作を行うという事だそうです。
普段、タッチパネルは当たり前のように過ごしていますが、Lucki Botにもこんな凄い技術が搭載されているんですね。

非接触のインターフェースもあるらしい

前述のタッチパネルですが、今では非接触で操作できるものも開発されています。非接触ならもやはタッチパネルではないのでは?と思わずツッコミを入れてしまいそうですが、空港などでも見かけるようになりましたよね。

これは赤外線やレーザー、静電容量方式によって非接触による操作が実現できているのだそうです。今のご時世ではありがたい技術では無いかと思います。残念ながらLucki Botにはまだ搭載されていないため、今後の開発に期待したいと思います。

Lucki Botは喋ることもできます

ディスプレイとは直接関係はありませんが、Lucki Botはインタラクティブディスプレイと合わせて音声でも案内をしてくれます。画面の文字を読んでいくだけであれば一瞬タイムラグができてしまいますが、同時に音声で案内されると、その分操作もよりスムーズに行うことができます。

タッチパネルによる操作がメインなため、簡単な受け答えのみになりますが、実は本当に会話をする技術をLucki Botは搭載する事ができます。
しかしながら、Lucki Botとの会話の内容は、場所や使い方によって異なり、その分パターンを膨大な量で用意する必要があるため、敢えてその機能を標準搭載しておりません。より状況に合わせた会話ができる機能が開発されたら、より扱いやすいロボットに進化してくれると思います。


まとめ

今回は「10.1インチ1080P HDインタラクティブディスプレイ」について紹介しましたが、この一文の中にもこれだけ多くの技術が含まれているんですね。Lucki Botに搭載されている機能や技術について、今後も細かく切り取って少しつずご紹介出来たらな、と思いますので、乞うご期待!