《有料・冒頭試読》【オリオンズ&マリーンズ・背番号の系譜60/「58」】2人の「毅」が刻んだ58の系譜
(写真 中央・今季育成から58に戻した22代河村説人、左上から・シーズン途中に入団し58背負った6代西三雄、6年背負った9代薗部潔史、右上から・故障に苦しみながらも9年背負った11代吉岡知「毅」、歴代最長13年背負った16代青野「毅」)
※名前横の【殿堂】は野球殿堂入りしている選手、【サイン】はサインが掲出されています(クリックで拡大)
(60)「58」2人の「毅」が刻んだ58の系譜
背番号58は短命が多いが、若い背番号で出世した選手、練習補助生で入団し生選手契約を掴んだ選手と多様な選手が紡いで来た。初めて長く背負ったのが吉岡知毅だった。将来のエースとして期待されたが、ケガに泣かされた。マリーンズとなって初めて10年選手が誕生する。捕手として入団し打撃力を武器に内野、外野を守った青野毅が13年背負い自身の顔にした。
現在22代は投手の河村説人。新しい投手としての歴史を刻んで欲しい。
----- 現在の背番号「58」 -----
★《22代》2021(R3)年〜・4年目 河村 説人(かわむら ときと) 投手(在籍4年目)
1997(H9)年6月18日生(入団時23歳)、右投右打
北海道・白樺学園高−亜細亜大(中退)−星槎首都大−千葉ロッテ(21〜)
【河村 説人 背番号変遷】58(2) ⇒ 123(途中) ⇒ 58(途中)
2020(R2)年のドラフト4位で星槎首都大学から入団した河村説人が、背番号58を引き継いだ。
ルーキーながら1年目の21(R3)年は左の中継ぎとして開幕一軍入り。開幕戦で初登板を果たす。しかし安定感を欠き抹消される。二軍では先発に回り、先発要因として7月に再登録。7日のソフトバンク13回戦(ZOZOマリン)に初先発し、5回1失点と好投を見せ初勝利をマーク。その後間隔を空けての先発となったが、先発として4連勝を記録。最終的に20試合(5先発)に登板、4勝1敗、防御率3.46結果を残した。
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