やっと…ひとつになれたね

2023年…大晦日…年が明けるまであと数分

○○の家にいる2人は年が明ける瞬間にある約束をした

○○:…落ち着かないよね…
菜緒:…うん、時間ばかり気にする…
○○:小坂がスマホばかり見るから緊張がうつったよ
菜緒:え〜？○○くんだって見てるやん…
○○:そりゃ…気になるし…
菜緒:せやな…//

ソファに仲良く一緒に座り、お互いの肩は触れている
最近一緒に寝る時抱き合って寝ることがあるけど…今はそれ以上にドキドキする…
菜緒から言い出したけど…あかん、心臓の鼓動速くなってるの聴かれそう…
そのぐらい緊張してる

年が明けるまであと三分…

○○:夏前だったね、小坂とこんな関係になったの
菜緒:うん、追試テスト菜緒が手伝ってから…
○○:それで水着選んだり
菜緒:海に行ったよね…
○○:…似合ってたよ水着…//
菜緒:…あ、アホ…見すぎやったよもう…//
○○:イヴに菜緒サンタ来てお泊まり始まったね
菜緒:うん…色々あったな短い期間で…

年明けまであと一分…

○○:小坂
菜緒:ん？

微笑みながら小首を傾げる
その仕草を見ただけでフライングしそうだったけど堪える

○○:小坂に出会えて良かった…
菜緒:菜緒も…○○くんに出会えてよかったよ…

カウントダウンが始まる

菜緒:約束…しよ？
○○:うん…

残りわずかで年は明ける…

○○:菜緒…好きだよ
菜緒:○○…大好き…

0時ちょうど…2024年…年は明けた

二人は唇を重ねお互い目を瞑る
ただお互い初めてだから動かず重ねたまま

小坂の唇…柔らかい…甘い感じもする…
これが…キス…

○○くんとキスしちゃった…とうとう//
暖かい…唇も…幸せ…

数秒唇を重ね離す
でも2人にとっては長い長い時だった

○○:……////
菜緒:……////
○○:あ…あけましておめでとう
菜緒:あけましておめでとう…今年も仲良くしよな？
○○:もちろん
菜緒:記念日やな…初キス記念日…//
○○:うん…縁起いい日だね

菜緒:な、なあ…
○○:なに？
菜緒:この勢いで…一緒にお風呂入ってもええよ//
○○:ちょっ！ちょっと！勢いはだめ//


菜緒:…菜緒な…今夜は…大胆になれるよ…///

○○:だ、だめ！気分に流されちゃだめ！
菜緒:……菜緒…魅力ないん？

そ、そんな悲しそうな顔しないで…

思春期真っ只中の俺…そりゃ小坂とお風呂入りたいし、その後…そういう流れなのは分かる
俺もそうしたいのは本音
でも…肝心なこと…小坂忘れてる

○○:魅力はあるよ？小坂は可愛いしスタイルいいから…俺もそうしたいよ
菜緒:……もうこんなことないかもしれへんよ…それなら…
○○:小坂…

小坂を優しく抱きしめる

○○:…俺達まだ正式な恋人じゃない、ちゃんと告白して…それからだよ…流れでしたら…
菜緒:…正式な恋人じゃないままは…嫌やね
○○:…ごめんね、堅くて…でも…恋人になってからのほうが思い出になるし
菜緒:ううん…○○くん…真面目やね…やっぱり○○くん好きになってよかった

俺の耳元で囁く小坂
小坂の息が耳に当たりくすぐったい

菜緒:…いつ告白するん？今なら受け付けるよ？
○○:あの…雰囲気作りたいんで…せかさないでくれます？
菜緒:嫌や…早く告白しないかな〜
○○:…いや言った手前もあるけど…今日告白したら
…
菜緒:したら…？
○○:小坂さん…これでも我慢してるんです//
菜緒:……あ//
○○:あと…そろそろ離れない…？
菜緒:え〜ハグしたい…
○○:俺もしたいんだけど…ちょっと離れて…//
菜緒:なんで？
○○:……押し付けすぎ…////この状況なので…
菜緒:ふぇ！？//ご、ごめん…//

柔らかいものが離れた
良かったのやら残念やら…

菜緒:じゃあ…寝るまで…こうします
○○:なに…？え…ちょっと！？

ソファに座ってる俺の膝に向かい合わせに座る
いやいや！待て！積極的すぎ！
これいつか…

菜緒:えへへっ…//○○くんの顔よく見えるよ//
○○:う、うん…
菜緒:……大好き○○くん♡

思いっきり抱きついてきた…

あーあ…案の定、顔に来たよ…
まあほっときます
今日の小坂はテンション高く、ずっと俺から離れなかった、寝るまで

キスしたことがよっぽど嬉しかったらしい

今年は…ちゃんと告白しなきゃな…彼女になってほしいもんな、そして…

菜緒:新年明けましておめでとうございます♡
今年もイチャイチャでちょっと…なお話ですがよろしくお願いします//