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2024年1月もじのイチと文フリ京都の備忘録

2024年の目標は一次創作活動をしっかりすること。「やらなければやる気は起きない。だからとりあえずやる」を合言葉に、初っ端から一次創作のイベント2件にサークル参加してきました。

1、【もじのイチ】1/7(日)開催

~準備~
2023年5月コミティアぶりの久々のサークル参加(オフライン)だったので、せっかくだから帯や設営など色々見直しました。

まずは帯。はじめの頃、見本誌用に作ったのですが、いつのまにか使わなくなっていたので、まるっと作り直すことに。ロスト博士シリーズはシリアスな内容をコミカルに書いているつもりだったので(「だったので」!大事なことなので二度言いますよ?「だったので」!)、ポップで明るい黄色い帯にしていました。学生時代によく読んでいた電撃文庫も黄色が多かったのでその影響もありますね。だがしかし!実際自分の本はどんな雰囲気なのかな?と4巻をよくよく読んでみるとあんまりコミカルじゃない。主人公ハレスは歯を食いしばってるし、知人に厳しいこと言ってるし(いや、これはハレス本人も苦渋の決断なんですよ?擁護しておきますが)、銃を頭に押し当ててちょっとメンタル弱ってるし。もしかしてあんまり黄色い帯の雰囲気ではない??と思い直し、じゃあシリアス路線にしようと作ったのがこちらの帯。↓


素敵背景をお借りして綺麗にできました~!やっぱり餅は餅屋。華やかになりました。わ~い。

次は設営。これまではスマート本棚を利用していましたが、今回は100均で購入したスタンド&平置きでお店作りをすることに。前回のコミティアで自分のスペースの写真を撮ってみて、これは質素で簡素でワクワク感がないな~(;´・ω・)と思ったんですよ。もっと「個人が趣味で書きたいものを自由に書いてます!!」「なるべく自分のイメージに近づけたいので自分でイラスト描いちゃいました!!わがまま💕」な夢と希望と手作り感のあるスペースにしたい。ならば、うちのイラスト表紙の本に合う設営の仕方は……(Twitterで設営写真を漁る)……これだ!スタンド!と思い、100均巡りの旅に出ました。ということで当日の設営はこんな感じ。↓


『ウェレック』と『水鳥』のスタンド&平置きの配置、ときめきません?よく街中で大きいポスターは1枚貼り、小さいポスターは2枚貼りしてるじゃないですか。あれですね。大きいのドーンもいいけど、小さいの連打もなかなかいいな。
90×90のスペースにめいっぱい並んだ既刊8冊。頒布物が1種~2種だった頃を思い出すとだいぶ即売会らしいスペースになってきたなあと嬉しくなります。

~当日~
さて。イベントの感想はというと「ちょうどいい雰囲気」といったところ。すべてのサークルをゆっくり見て回れる規模(約200スペース)だと感じましたし、通路も広いので少しだけ離れて自分のペースで眺めることができました。通路が狭めだと、まだお品書きやご本を拝見している段階なのに「買いに来ました」的な距離感になってしまうのが苦手。ウインドウショッピングじゃないですけどお店作りをゆっくり見るのが好きなんです。それぞれのスペースを堪能したいというかなんというか。

で、お客さんというか人の流れについては、そこそこあったと思います。他の方のレポにもありましたが、お目当てだけ見るのではなく順繰り見て回るという感じ。当サークル「朝焼けが来る前に」は見本誌近くの配置だったのですが、試し読みしている方けっこういましたね。ただ、1サークル一冊しか提出できなかったこと、本の数が少ないので提出してない人もいるであろうことはちょっと残念でした。もう少し見本誌コーナー大きくして本の数も多ければな~(´-`*)チラチラッ

目玉企画のスタンプラリーは「もう一冊買ったらもう一回ガチャが回せる」とお買い物のいいきっかけになっていたと思います。ナイスアシスト。当たり券が出るたびにアナウンスと拍手があり一体感がありましたね。あの~そのあたり賞の中に、この会場にある好きな本と交換できる券とか作りません?(笑)(別イベントの某スタンプラリーの景品を思い出しながら)

~アフター~
交流にも一歩踏み出そうと思い、アフターにも申し込みました!開始時間までちょっと余裕があったので建物内のソファでちょっとうとうとしてから参戦。いや~……イベントって準備に追われて睡眠時間短めになりますよね。今回は衛生面や運搬時の保護を目的に本を袋詰めすることにしたので思ったより準備に時間がかかり、ちょっと眠気が(-_-)zzz
会場と同じフロアのアフター会場へ早めに行ったつもりなのに、撤収作業に参加されていた(のかな?)皆さんもう席についていて焦りました(;'∀')宴会コースだったので注文であれこれ考える必要がなく、乾杯してからそれぞれのテーブルで談笑へ。ここで同じテーブルの方々とまさかの創作の見せ合いが……!待ってました!せっかくの創作イベントのアフターだから自己紹介がてら自創作の紹介してもいいよね!?というか、ご本を見せていただかないと名前と顔と作品が一致しないんですよね~。見せ合いっこした方々は、実はTwitterでお品書きを見たことある方々だったので、こっそり「あの作品の人か!」と思ったりしました。

そんなこんなで、もじのイチで買った本はこちら↓


次回は2025年開催とのことですが、この規模の文字中心の一次創作イベントは年二回欲しい!ここに合わせて新刊作りたい!次回も申し込みます!

2,【文学フリマ京都】1/14(日)開催

もじのイチの一週間後、なんと初の遠征です。いつかはやってみたかったイベント遠征、「いつか」と言わずにとっととやってみようと決心し申し込んでおりました🎉
ぶっちゃけ1月の仕事が想像以上に立て込んでしまい宣伝もペーパー作りも観光ルートを考えることもほぼできずに当日を迎えたわけですが、イベント道具がまるっとまとまっていること、事前にるるぶだけは購入しておいたことがめちゃくちゃ功を奏し、なんとか無事に出発。新幹線を前にすると「これから旅行だ!」ってリアルに思えてくるし、わくわくしますね。
前乗りで京都に入りお寺巡り。新鮮な空気、さわさわ言ってる木々、鳥の鳴き声、ぱらぱら降る雨露、歩きにくい土と坂。普段と違う体験にこんなに癒されるとは思いませんでした。旅行はたぶんコロナ前の九州(親戚の家)以来。日常からまったく離れた環境に身を置き、せっかくの旅行を満喫するためにあれもこれもと急遽予定を追加し、自分の枠をガリガリ削り広げたような一日でした。みぞれだか雨だか雪だかわからん粒に対して傘を差さなかったのも普段じゃ考えられないですね。関西だからかな?傘を使う人も少なかった気がする。

二日目の朝、文フリ当日。予定通りに起床、ちょっと朝食をゆっくり楽しみ、温かい朝シャワーにのんびりしてしまい(朝の大浴場の終了時間が思ったより早かったので部屋風呂)、乗り換えを勘違いしてハイ遅刻!一般入場と一緒に入りました……。


誤算だったのが、もじのイチの大きいテーブルではなんなく置けた頒布物が、文フリ京都の標準サイズのテーブルでは並べきれなかったこと。見本誌を手に取りやすいようキツキツに配置したくなかったし、ロスト博士シリーズ(+A5サイズの設定集)とそれ以外は離して置きたかった。次のイベントではスマート本棚も持っていくか段差を作るかしてスペースをうまく埋めたいと思います。

はじめての文フリ京都だったので周囲を観察。東京より声掛けが活発で無配を受け取る一般参加者が多いように感じました。で、無配の手渡しを切っ掛けに本の紹介にこぎつけ購入してもらうというパターンも。なるほど。私もぶらりとお買い物に出かけましたが、どんな本を作っているのか一言でまとめアピールするサークルがいて、これは分かりやすいし参考になるなと感心しました。今回は準備不足でカタログチェックが疎かになり、積み本もまだまだあることからお買い物は最小限になりましたが、この活発な空間で「買うぞ~!」と意気込んでサークルの声掛けにほいほい釣られるのも楽しそうです。

~総括~
イベントのレポではなく、あくまでサークルとしてのまとめなのですが。

①ロスト博士シリーズが弱い。
 これは私の主力作品であり、一次創作活動を始めたきっかけの物語。日常の中で「この仕事はなんて報われないんだろう」とか「もうどうしようもできないことにばかり悩む」と考えていた時に書き始め、私の中の感情を引き千切って丸めてこねてキャラクターに詰め込んでいる話。このキャラクターたちを表に出さず私の中でひっそり消滅させてしまうことがすごく申し訳なく思えて、一次創作活動を始めたのでした。
未完の続き物は、それだけで手に取って貰うハードルが上がるらしい。さらに、ありがたくも1巻を手に取っもらったとして、2巻、3巻の頒布数はその半分、最新刊の4巻はさらに半分、とがくんと落ちていく。
この長編自体のアピールと、続巻を気になって貰えるような本づくりを考えていかなければ。

②一言で紹介できない。
文フリ京都では「○○な恋愛です」と短く分かりやすいキーワードで声掛けをしているサークルさんがいました。自分だとどうだろう。
・ウェレック→何でも屋コンビの……なにか?
・エーデルワイス→ほのぼの暗殺ファンタジー
・ロスト博士シリーズ→ラノベっぽい友情群像劇?
恋愛、バトル、学園もの、ミステリーなどカテゴリーはたくさんあれど自分の物語はどれに当たるのか表現できない。あと「暗殺」は口にしにくい。これはずっと課題です。感想を書いてくれるサービスに申し込んで客観的な言葉で表現してもらった方がいいのかもしれない。

③ポスターを置いた方がいいのでは?
これがね~。集合絵のポスターがあればきっと目を引くと思う。ただし自分以外の。だが資金はちょっと心もとない。

④無配でもペーパーでも作りなさい!
これも文フリ京都で学んだこと。もしかしたら無配を読んでどんな物語かだけでも知ってくれるかもしれないし、その場で紹介するきっかけになるかもしれない。新刊ラノベに挟まってる「来月の新刊」チラシみたいなペーパーを作りたいです。

ということで、久々に即売会に参加して一次創作頑張るぞ!宣伝やお店作りも大事だぞ!と刺激を受けた良いスタートダッシュとなりました。観光旅行も兼ねたイベント遠征もすごく楽しい。
あと一番の課題は自分の時間を作ることなのですが、これは怠け者です~ぐごろごろしたくなる自分は、イベント申し込んで新刊宣言して退路を断つしかないと思っています(笑)やる気を出すためにやってみるってことですね。

それではまた次のイベントで。

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