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家族がコロナ疲れを感じたら?|ストレス・不安との付き合い方


ORIKAGO cafeへようこそ。店長のひかるです。

今回は、家族やパートナーのコロナ疲れ・自粛疲れにどう向き合ったら良いか、というテーマでお送りします。

急激なライフスタイルの変化に加えて、なかなか外出できず気分転換の選択肢も少ない、会社や仕事の見通しも不透明。そうした環境の中で、徐々に、ストレスや不安が大きくなってきている方も多いのではと思います。

一方で、自分は意外と平気でも、家族やパートナーがコロナ疲れ・自粛疲れの様子がみられ、どのように接したら良いのか、頭を悩ませている方もいるかと思います。

例えば、過度に手洗いやうがいをしたり、ちょっとしたことで『コロナかもしれない?』と騒いだり、食欲は睡眠の不足、気分の浮き沈みが激しくなるなど。

今回は、The Washington Postの記事を参考に、そうした時に、家族に対する5つの対処法をご紹介します。今は平気でも、家族の疲れ・イライラが悪化すると、自分自身への負担も大きくなってしまいます。

家族の症状が軽いうちに対策を施すことで、これから長期戦になるかもしれないコロナとの戦いも乗り越えやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。

では早速始めましょう。

①一緒に新しいことをして楽しむ

ニュージーランドの臨床心理士 アリス・ボイスによれば、人間は本質的に、人とつながっていると感じると、不安を軽減することができます。なので、一緒に楽しい時間を過ごすことは、家族やパートナーのストレス・不安を減らす上で有効な方法です。

家族の絆をより深める上で効果的なのは、楽しむことに加えて、一緒に夢中になること、何かにチャレンジすること。また、そうした時間を作るためには、今までしてこなかったこと、難しすぎないこと、がポイントです。

例えばゲームであれば、慣れたゲームよりも、少し新しいことに取り組む方がおすすめです。例えば、ボードゲームやジグソーパズル、粘土遊びやレゴ遊び、普段作らない本格的な料理を作ってみる、などなど。

なので、まずは色々と選択肢を用意してみて、家族の反応をみながら、没頭できそうな遊び方・時間の使い方を見つけることが大事になります。何かに没頭している時間は、悩んでいることも忘れることができるので、その意味でも有意義ですね。


②ルーティーンを作る

日々の暮らしにルーティンがあると、人は感情をコントロールしやすくなります。躁うつ病などの精神疾患では、食事や睡眠、リラックス時間のリズムを整えることが治療の一つですが、人が日常的に感じる不安にも効果があります。

不安を感じている人ほど、食事や睡眠の優先順位を下げてしまう傾向があるので、そうした家族のためにも、少しずつルーティンを作ることがメンタルを整える上で効果的です。ご飯を作る時間や散歩に行く時間。シャワーや寝る時間。こうした時間を決めてしっかり行動に移しましょう。

また、家で過ごす時間が長いと曜日の感覚もずれていきますが、平日と土日を認識することも大事なこと。そのためにも、例えば、土日には時間のかかる料理を作ってみたり、親戚に電話をする日と定めたり、土日を区別できる工夫をするのも有意義です。


③コロナについて話すときはルールを作る

不安を口に出さずに溜め込むことは危険ですが、不安にについて延々話し続けることも同様に不健康です。

コロナについては、日々さまざまな情報が発信されるので、ある意味話し続けるネタが尽きない状況と言えます。そうした情報を過度に収集したりあれこれ考えることは、不安やストレスがさらに増幅する原因になりかねません。

そうしたことを抑制するためにも、コロナについて話すときのルールを作ることが有効です。

1つ目は、時間を決めること。例えば、お昼ごはんの準備をしている間だけ、晩ごはんの後片付けをしている時間だけ、など話し合う時間を決めて習慣化することで、適度に不安を吐き出しつつ、長時間になることを防ぐことができます。

2つ目は、『自分たちができること』と『自分たちのコントロール外』のことを明確にすること。世界の状況や政府の対応など、自分たちのコントロール外のことについて、意見を言い合うのはよくても、不安やイライラを募らせることは不毛です。出来る限り、自分たちができることを優先して話し合うようにしましょう。

また、不安に駆られている人には 「大丈夫だよ、心配ないよ」と言うのは逆効果。例えば、「大丈夫、病気にならないよ」ではなく「どちらかに症状が現れた場合はこんな感じでプランしておこう」などと具体的な対策を伝えた方が、安心感や勇気を与えられます。


④運動を促す

うつ病はエネルギーを無くしていく一方、不安や恐怖感はむしろ人をエネルギッシュにさせます。なので、体を動かさないと、その余分なエネルギーの行き場がなく、睡眠不足やイライラに繋がります。

なので、例えば、1日7分間の筋トレをする、1日30分の散歩に出かけるなど、出来る範囲で家族と一緒に運動の時間をつくることは重要です。


⑤不安やストレスのメリットも伝える

不安やストレスを抱えている人は、それを恥ずかしいと捉えたり、家族に対して迷惑をかけているという考えから、自己嫌悪にも繋がる可能性があります。

ただ、不安やストレスは、人間の生存や進化に欠かせない要素。そうした感情があるからこそ、危険を察知して回避したり、より人と共感できたりするのも事実です。コロナに関しても、その1人の不安感によって、家族全体の危機意識も高めているとも言えます。

どうしてもマイナスのイメージだけが先行しますが、不安やストレスのメリットの部分について家族やパートナーに伝えることで、少し視野を広げて考えるきっかけになったり、自己否定的な思考を抑える効果が期待できます。


以上、今回は、家族やパートナーのコロナ疲れ・自粛疲れにどう向き合ったら良いか、というテーマでお送りしました。もし家族にそうした様子が見られる場合には、ぜひこれらの5つの対処法を参考にしてみてください。

①一緒に新しいことをして楽しむ、②ルーティーンを作る、③コロナについて話すときはルールを作る、④運動を促す、⑤不安やストレスのメリットも伝える

前向きに捉えれば、家での家族での気分転換方法を模索することとは、家族の新たな共通の趣味を発見するチャンスだと思います。なかなか無い機会だと思うので、私自身も新しいことにチャレンジしてみようと思います。

最後までご視聴ありがとうございました。




https://www.washingtonpost.com/lifestyle/2020/04/14/is-your-partner-up-3-am-coronavirus-stress-is-real-heres-how-help



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