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老化は突然に。

飛蚊症になりました。

それに気づいてから、一週間ぐらいになるでしょうか。
仕事からの帰宅途中、信号待ちしていてふと空を見上げたら、目の端に何か黒い薄墨のようなものが映りました。
最初は、ヘルメットのバイザーについた汚れだと思いました。
でも、視線を動かすとそれはふよふよと浮遊しながら動いて行きます。
一日、二日経ってもそれは消えません。
いったいなんだろうとネットで検索してみると『飛蚊症』という言葉が引っかかりました。
基本的には老化現象の一つで、老化によって眼球の硝子体というところがしぼんでシワが出来て、それが影として視界に反映されてしまうものだとか。
ただ、病気の場合もあるので、眼科を受診した方がいいとのこと。
しかも、そうしたことを説明しているサイト(多くは眼科のサイトでした)の「危険な兆候」として挙げられている状態に、私の目の症状がわりとあてはまっていたりしたため、初めて検索した時には、めちゃくちゃ不安になりました。
で、もし悪い病気だったら怖い……と逆に眼科を受診することに足踏みしてしまったのです。

もともと私は医者がキライで、なるべくならば受診したくない人です。
ただ、目と歯だけは、市販の薬ではどうにもならないことは理解していました。
それに、もしも失明したりしたら、創作どころか働くこともできなくなります。それは貧乏な私にとっては、まさに死活問題です。

というわけで、地元の眼科でも腕がいいと評判の医師の元に行って来ました。
いや、どうせ診てもらうんなら、腕のいい人の方がいいじゃないですか。
ヤブ医者に診てもらって誤診されたりしたら、意味ないですから。

たいそう混雑していて、時間はかかりましたが、それでも入念に検査してもらって、最終的に「老化現象である」ことがはっきりしました。
ちなみに検査は、検索結果にもあった眼底検査というものでした。
瞳孔を薬で開いて、目に大きなレンズを入れて医師が直接、目の奥に出血などがないかを調べます。
私の場合、白内障のせいで水晶体が濁っている部分があったため、目の奥が見にくくて検査自体にも普通よりも時間がかかりました。
それでも、老化現象ですということで、なぜこんなものが見えるのかを大きな図を使って説明していただき、大丈夫ですと言っていただいて、すごくすごく安心しました。

ただ、飛蚊症は白内障と同じで、悪くならなければ問題はないですが、治ることはないそうです。
老化現象ですからね。
というわけで、老眼・白内障・飛蚊症と、まさに「老化現象のデパートや~」といった状態になったワタクシです(爆)。

にしても、目の老化って本当に突然やって来るんだな~って今回改めて思いました。
老眼や白内障の時も、晴天の霹靂って感じでしたからね。
特に白内障はほとんど自覚がなかったので、アイシティの眼科で言われた時はびっくりしましたし、その時も「進行状態によっては手術することもあり得る」と言われて、すごくショックを受けたものです。
その後、症状が進むことなく今に至っているので、ホッとしていますけれども。
老眼の方は、一時期は紙でマンガ本が読めなくて、すごく苦労したものです。
こちらは現在は、遠近両用のコンタクトレンズを使うことによって、比較的問題がなくなっていますが、マンガはやっぱり紙より電子本をブラウザで読む方が、読みやすいかな、とは思います。

若いころには、こうした目の老化についてはまったく想像もしていなかったので、よけいにいろいろショックだったり苦労したりしているのかもしれません。
ともあれ、人はこうして老いて行くのだなあと思ったことです。

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