こういう世の中だからこそ気をつけたいこと
唐突ですが、僕の好きな漫画家に椎名高志先生がいます。
絶対可憐チルドレンが連載中なので、そちらで知っている人も多いのかと思いますが、僕はGS美神の方が好きです。
今あの漫画を連載したらツイフェミに叩かれそうだけど。
でも、主人公は女性で特別なスキルで高所得を稼いでいるわけで、フェミニストにとっては男たちを蹴散らすパワフルな女性としてむしろ尊敬すべき存在だと思うんだけどね。
まー、横島は叩かれるだろうね。
ちなみにココまでは話の枕です。
で、そのGS美神の38巻。カバーに作者のコメントが書かれているんだけど、そのコメントがずっと心に響いてる。
【カルト集団の本質は「一発逆転」です。特別な思想や修業で世の中を大きく変えたり救ったりすれば、凡人からヒーローに一発逆転ってわけです。小さい頃から自分の楽しみや生き方を親や学校に奪われてきた人間の末路なのでしょう。いい学歴やいい就職先程度では、失った人生はとても釣り合いが取れないのです。将来カルトにはまりたくなければ、きちんと自分の人生を楽しみましょう。(小学館少年サンデーコミックスーGS美神極楽大作戦38巻カバー裏コメントより)】
このコミックスの初版は1999年、だけどココで挙げられているカルト集団というのはたぶん「オウム」のことを表しているんだろうなと解釈した覚えがあります。
サリン事件の後から教祖の逮捕までは子供ながらリアルタイムで見ていたので衝撃的だったし、何より、いわゆるエリートと呼ばれるような人たちがなぜあんなカルトにはまってしまったのかこのコメントで妙に納得できた。
そして、今。
どうしてこんな話題を出したのかというと、コロナによって今世の中は閉塞感とストレスで鬱屈している感覚がきっとバブルが弾けて先行きが見通せなかったあの頃に似てるんじゃないかなと。
ワクチンが開発されてそれが行き渡ればコロナは終わるといっている人もいますが、ワクチンの有効期限だったり、そもそもコロナが一年経たずに変異していることから効果が来年以降もあるのかどうか懐疑的な見方の人もいると思う。
そして、ここから特に十代や二十代の人に伝えたいことがあって、引用部分とも関係してくるんだけど、今年度節目の学年を迎えた学生ははたぶん他の人たちよりも多くの理不尽な生活を強いられてきたと思う。
この様子だと来年度もコロナ以前に戻ることは不可能でしょう。
こういう世の中が不安定な時って、それにつけ込む人間がきっと現れる。今はいろんな情報がネットからいくらでも手に入る代わりに、悪意を持って人の心に入り込もうとする側も発信がしやすい。
コロナのせいで特に学生は楽しみや生き方を奪われている状況は僕個人としては許せない。
そういう下地があって若者がネガティブな思考に陥る状況を大人たちが作って良いはずがない。
コロナの報道を見てると、最初の頃は家族の祖父母にコロナがうつったら重症になりやすいから若者は出歩かないでくれといっていた。
最近だとそれじゃ効果がなかったからってことさらに若者には後遺症が残るから出歩かないでくれと恐怖心を煽ってきてる。
やっぱりマスコミってやり方が狡猾だよね。
コロナでの死亡率が圧倒的に高いのは高齢者。
重症率が高いのも高齢者。
高齢者を守るためだけに若者には我慢をしろって?
どう考えても納得できない。
コロナで高齢者が亡くなるのは、寿命だったのだと考えることは出来ないのかね。
今の学生たちが将来「一発逆転」を狙ってカルト集団にはまったりしないことだけは祈りたい。
もちろん、現時点でストレスを抱えて生きてる人にもそこだけは間違えないで欲しいと思う。
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