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備忘録⑧

実際の店舗での「分身ロボットカフェ」

2019年の10月に東京から帰ってきた後も「分身ロボットカフェ」の実験は続いた、12月、1月などは渋谷スクランブル交差点の「WIRED TOKYO 1999」という実際のカフェ店舗で、実際のカフェ店員と協力して働くという実験がありました。

今回、役割的には受付OriHimeもあったんですが実際のカフェの中なので外国人のお客様もいて英語が喋れない僕は四苦八苦しながら対応していき、どうしてもダメだったら英語ができる他のパイロットさんに助けてもらったりしてました笑

他にも実際のカフェなのでフードメニューやドリンクメニューも覚える数が増えて、メニューを聞いて通すテーブルOriHimeもなかなか大変でした。

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時を同じく共和メディカルの従業員として働き始めていた僕は大阪市内にあるLUCUAというデパート内の「hi-cheese」というチーズケーキ屋さんで商品説明をする仕事もしていて、ある日の午前は東京、午後は大阪など、まさにドラえもんの「どこでもドア」状態でダブルリモートワークをしていて、働けるどころか身体は島根のベッド上で寝たきりなのに1日に2箇所を行ったり来たりする日が来るとは思いもしなかったので、今まで悪い意味でしか人生何が起こるかわからないと思っていたが、初めていい意味で何が起こるか、わからないなぁと思ったり。
そしてそんな時に思い出すのはオリィ君の親友の番田君の言葉で

「心が自由ならどこへでも行き、なんでもできる」


僕自身は番田君との面識はなく、僕がオリィ君と出会う前に亡くなってしまったが、その考え方や生き方など強く共感していて、「分身ロボットカフェ」やオリィ君との仕事など番田君の思いも少しでも繋いでいけたらという気持ちでしている(10月に東京の分身ロボットカフェの現地に行ったときに番田君のご両親にも初めてお会いできてお話しできたのも嬉しかった事の一つです)

ある方の僕の好きな言葉の1つで

「人生とは第2走者であるとはよく言ったもので、先人からバトンを受け継ぎ、次の走者にバトンを渡すもの。華々しくスタートを切ることも、ゴールで祝福されることもない。大抵のレースで第2走者は名前すら覚えてもらえない。でも、バトンに夢を託すことで、人間はどこまでも遠くへ走ることができる。」

とあるが、僕の重度障害者としての人生は
最初の走者でもなくアンカーでもなく第2走者で
ありたいとも思っているので、寝たきりの先輩達や番田君の

「心が自由ならどこへでも行き、なんでもできる」

の思いなどのバトンを僕の次の世代に伝える為に今は走り続けたいと思っています。それが僕の障害者としての人生で、できる事の一つで、そしてオリィ君とOriHimeと出会う前はできなかった社会参加だと思っています。

【hi-cheeseオンラインショップ⬇️】

LUCUA 1100(ルクア イーレ)
●住所
〒530-8558 大阪府大阪市北区梅田3-1-3
●アクセス
JR大阪環状線「大阪駅」、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」より徒歩すぐ
●URL


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