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備忘録②

 精神的にも長かった(主な原因は煙草、Wi-Fi環境、病院食、相部屋など)2ヵ月の入院生活からやっと退院してもいつも通りの生活が過ごせるわけではなかった、ずっと病院のベットの上にいたせいか車椅子のリクライニング(背もたれ)を起こしたときなど起立性低血圧のせいですぐ頭が真っ白になり気絶しそうになる(これが意識があるまま真っ白になり決して気絶しないのでよりツライ)
 車椅子のリクライニングを下げれば治るのだが下げたままだと食事が食べれない、しかし食べなければまた入院することになる、それは絶対に嫌なのでどうするかというとリクライニングを起こして頭が真っ白になったらまた下げてもとに戻してを繰り返す、ようするに慣れるまで繰り返すしかない、そうやって原始的な方法で少しづつ体を慣らしていき2週間でなんとか
車椅子に座ったまま食事が食べれるくらいにはなった、そんなある日1通のメールがきた。

 それはオリィ研究所からだった、実は退院する前に
スマホでネットを見ていたら「分身ロボットカフェパイロット募集」という単語が目についたので、よく見てみたらOriHime開発者の吉藤オリィと書いてある、その名前に聞き覚えもあった、ケガをして最初に関わりお世話になったリハビリの先生が「OriHimeというAIではないコミュニケーションツールのロボットを作っている人がいる」と言っていたなぁと、その
ページには「重度障害者が遠隔操作でロボットを操作して東京のカフェの従業員として配膳や接客を行い給料をもらう」と書いてある、言っている事は理解できたがイメージはあまり沸かなかった(なんならその時は入院のストレスやケガをしてから働きたくても全然
仕事がなく無職4年目をこじらせていたので少しばかりの怪しささえ感じていてあまり期待もしていなかった)がよく見たら応募締め切りが一週間を切っていた僕はすぐに必要な事を書いて応募した、なぜかはよくわからないがこの時はこのチャンスを逃してはいけないと謎めいた直感みたいなものが頭をよぎったのだ、後にその直感は正しかったと証明されるのだが。

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