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マガジン「信用創造」

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「信用創造」についてまとめたマガジンです
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記事一覧

信用創造①  ―信用創造は揺るがない―

まず前回までお話をしていた「『貨幣の信用』の『信用』」と、今回以降の「『信用創造』の『信…

信用創造②  ―「民間の信用創造」に込められた意志―

さて、前回は信用創造の全容を大雑把にご紹介しましたが、もう少し詳細を話しますと、「信用創…

信用創造③  ―「政府の信用創造」は消滅を望まない―

前回は「1.民間の信用創造」には「借金の返済(負債の解消)」が伴うことを説明しました。 だ…

信用創造④  ―諦める必要がないモノを、騙されて諦めた時代―

前回は「1.民間の信用創造」と「2.政府の信用創造」の違いで、2.は「負債を消滅する必要が無く…

信用創造⑤  ―一体どこに何の貨幣を創造するの?―

「信用創造③  ―「政府の信用創造」は消滅を望まない―」で私はこのように書きました。 「…

信用創造⑥  ―政府の信用創造の正確な説明(現実の図解)―

それではいきなり、現実の「政府の信用創造」の図解をお見せします。 いきなり見せられて、「…

信用創造⑦  ―民間銀行を迂回する理由―

(以後、中央銀行を日本銀行、或いは日銀と記述します) さて、前記事では図4の「むらさき枠」は図2-1を「縦」(図2-2)にして、「日銀の発行した日銀当座預金が『民間銀行を経由して』政府に行く」、その流れを示したものだ、と言いました。 何故こんなややこしいことをしているのでしょうか? 政府に直接日銀当座預金を渡せば済む話じゃないのか?と思う人も多いでしょう。 実はこれは重大な意味があります。 これをすることにより 「貨幣の信用」が担保されるからです。 聞いたことがありま

信用創造⑧  ―2つの「信用」による「勘違い」―

さて、民間銀行を迂回するのは「三点監視」をして「貨幣の信用」を表明しているからだ、という…

信用創造⑨  ―当座預金って何?―

おそらく皆さんの多少の引っ掛かりになる部分をご指摘いたします。 この赤丸、日銀当座預金と…

信用創造⑩  ―日銀当座預金って何?―

さて、当座預金が ・運用されない ・利子も付かない ・口座間を移動する貨幣の金額をメモする…

信用創造⑪  ―「真実の物語」と「事実」―

前章までを読んだ人は、「ああ、日銀当座預金がないと民間に信用創造はされないんだな」と思う…

信用創造⑫  ―銀行振込の虚構の物語―

前回、大仰に「真実は偽物・事実は別にある」言いましたが、それは 「現象を引き起こした『事…

信用創造⑬  ―「消滅」と「出現」―

では、事実はというと、これは「信用創造」の「機能」を利用したものになります。 信用創造は…

信用創造⑭  ―構造と実践の両輪―

前回までは、銀行振込という現象を通じて、 事実は「信用創造と信用破壊」という「あやふやな貨幣の出現と消滅」を、 事実とは異なる「しっかりとした真実味のある物語」で説明することで その貨幣に「貨幣の信用」を吹き込む ことを説明しました。 これは図4で説明しますと むらさき枠は政府の信用創造、赤枠は民間の信用創造。 そして「むらさき枠と赤枠が重なっているところ」が、「むらさき枠で確立した「貨幣の信用の物語」が「赤枠で事実により創造された貨幣にも付与される」ところです。 A