ポインティングデバイスの賛否両論
前回作ろうとしたキーボードについての補完的な話をしたい。
夢のポインティングデバイス
ポインティングデバイスがついているキーボードは夢のような存在だ。とりわけ60%キーボードみたいに指を動かさなくてもいいキーボードを使っている人ほどそう思うはずだ。とはいってもThinkPadだったりelecom製品やFUJITSU COMPONENT製品で実現されている。
そう思ってキーボードにポインティングデバイスをつけたのだけれど、トーシローの僕が用意できたのはアナログスティックだけだった。アナログスティックがポインティングデバイスとして不適なのは誰もが知るところだろう。少なくともコンソールとPCの両方でシューターをやった人にはわかってもらえるはずだ。
なぜアナログスティックはだめなのか
マウスやトラックボールは本体なり玉なりを物理的に動かした距離と画面上でカーソルが動く距離が比例しているので、カーソルを好きな位置に動かすという操作が直感的にできる。対してアナログスティックは(これはまったくドライバの書き方によるのだが)スティックを倒す角度、倒している時間によってカーソルが移動するため、直感的な操作は無理である。マウスやトラックボールがカーソルの座標をそのまま指定できるのに対して、アナログスティックは加速度や速度をコントロールしてカーソルを動かす必要があると言える。
トラックポイントはほとんどアナログスティックと同じような操作であるが、アナログスティックより大分感度が高いので操作性が格段に良くなっている。もしかしたら慣れればアナログスティックでもトラックポイントのように操作できるようになるのだろうか。どちらにせよポインティングデバイスとしてはマウスやトラックボールに及ばないというのが僕の評価だ。
以下おまけ
自作キーボードに採用できるポインティングデバイス
僕が見つけたポインティングデバイスのリスト
ジョイスティック 某秋月電子で買えるアナログスティック。PS4コンの中にもこんなのが入っているらしい(Aliexpressで修理用として出回っている)。
New3DSのトラックポイント Aliexpressで"3DS C ジョイスティック"で検索すると出てくる謎のデバイス。リボンコネクタなんでどうやって実装するかワカンネ
謎トラックボール 正直めっちゃ使いたい。
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