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野菜も、レシートも、新鮮なうちに!ライフネット生命創業社長・出口治明氏から学ぶ:こじれ家計「体質改善ゆるプログラム」19日目

こんにちは。お金のお話し相手、山の上のよーこです。
どうしても元気が出ない、誰かのため の
ファイナンシャルプランナーをしています。

今日もマインド編です。

思い立ったことをささっとやっつけてしまう行動力が欲しいという方に向けて、記事を作っています。

『「思考軸」をつくれ』出口治明 著 から
瞬時に決める秘訣をさぐる

まず、出口氏の本を知った経緯の話をします。

著者の出口治明氏は、立命館アジア太平洋大学学長で、ライフネット生命の創業時の代表取締役社長です。

ニッセイ出身の出口氏はこのような意見の方です。

既存の大手がつくる生命保険は、
特約が難解過ぎる!(←激しく、共感!)
営業コスト高過ぎる!!(拠点と営業マン。数の力で稼ぐ構造)

安心のため、家族のため、と若い夫婦に保険をすすめ、挙句、家計を圧迫し、子育てしにくい状況を作りだしている。

これって、おかしいだろ~!

ということで(私なりの解釈で要約しています(^^;))、

既存の大手生保に疑問を抱いていた出口氏が、ライフネット生命を創業しました。若い人が安心して子供を産み育てられるための保険を目指したそうです。ニッセイ時代のコネを一切使わず戦後初の独立系生命保険会社を立ち上げました。しかも、還暦過ぎてから。

なので、出口氏がつくったライフネット社のマニュフェストは明解です↓

わたしたちの会社は学歴フリー、年齢フリー、国籍フリーで
人材を活用する。
そして子育てを重視する会社にしていく。
働く人すべての束縛からフリーであることが、
ヒューマンな生命保険サービスにつながると確信する。
”生命保険購入のためのみに機能する”  ウェブサイトではなく、
”生命保険が わかる”  ウェブサイトをつくる
約款(やっかん)は商品内容。
普通のひとが読んで「むずかしい、わからない」では、
商品として重大な欠陥となる。
私たちは約款作成にこだわりを持ち、全社員が意見を出しあって誠意をもって約款を作成した。

など、消費者の暮らしにも、自社の社員にも、人間的な温かいまなざしを向けられています。
驚きです。そんなに親切にしてくれてよいのでしょうか。ほろり。

そして、Eテレの知恵泉(アーカイブ調べたら2016年でした)に出ていた、ライフネット創業時の出口さんを見る機会があり、好印象で、記憶に残っていました。

誰でもわかるように、大量の読書から得た歴史の知見を、ユーモラスに語っておられました。
親戚にいたら、まずこの叔父さんへ、進学や就職、結婚相手の相談をしに行きたい、感じ(^^)

甘やかさないけれど、突き放さない。
自分の頭で考えさせるが、考え方は熱心に伝授してくれる。
エネルギーで圧倒するのではなくて、
蓄えられたエネルギーで周りの人を温めてくれる。
そんな印象を受ける方です。

で、2018年に、国際公募で立命館アジア太平洋大学学長になられたと知り、YouTubeで検索。(わたし、出口さんウォッチャーになっていた。)
こちらもユニークな大学です。

学生の半数が外国人で、山奥にある”小さな国連”と表現しています。

大分の学生寮は、外国人と日本人の組み合わせになるようにルームシェアされているそうで、学生たちの出身国のイベントが学内で頻繁に催され、世界各地から来た学友と、多様性を肌で感じて学ぶ環境。

「ダイバーシティ(多様性)を、五感で理解する。
ダイバーシティを身体で理解してはじめて、
自分と異なるものを持つ相手を思いやる心が生まれて、
不寛容な社会や偏見から自由になれる」
とおっしゃっています。

もし、自分が高校生の時に出会っていたら、ちゃんと受験勉強して立命館アジア太平洋大学で多様な価値観を肌で感じてみたかったなーって思いました。(進路の考え方は人それぞれですけどね。)

前置き長くなりましたが、そんな出口氏の著書が今回とりあげた
『「思考軸」をつくれ』 です。

もっとも集中できるのは、
取り組み始めの「新鮮な時」

出口氏は自分で決めた課題は、新鮮なうちにやり切ってしまうというのがスピードを上げるコツだとおっしゃっています。
本文より引用します↓

課題にも鮮度があって、もっとも集中できるのは取り組み始めた新鮮な時です。私は怠け者なので、集中力が落ちた状態で長時間1つの課題にかかわるのは好きではありません。
だから、やると決めたらその日のうちにやり終えてしまします。
スピードはその人の生産性を決定づける重要な要因です。
同じ量の仕事(能力)ならば、スピードが速ければ速いほど、
相手に与えるインパクトは強まります。

インパクト=仕事量×スピード

時間は誰にとっても有限な資源(リソース)ですから、効率的においしく使えば、ますますおいしい人生に!!

出口学長もよく「おいしい料理、おいしい人生を選びましょう」とたとえ話を出して語っておられます。

印象的だったワード。「課題にも鮮度がある」。

しわしわのアスパラが美味しくないように、課題にも鮮度があるのね、と気づきました。

新鮮な野菜はおいしいし、栄養もある。
新鮮とは、有効である(効き目がある)ということ。

たとえば、家計簿。

●レシートを1か月ためてつける。

1か月の収支はわかる。

●レシートをすぐつける

今月の予算の残りがわかる+予算オーバーせず貯蓄出来る+
一か月の収支がわかる。

新鮮なうちにレシートをつけた方が、
インパクトがある!

どうせ、レシートから家計簿つけるなら、家計改善の効果が高い方が
”二度おいしい”。

すぐつければ、月の収支がわかる効用以外に、
予算オーバーをしない、予定した額が貯金に回せる!
なんて、美味しいんだーー!

どうせつけるなら、新鮮なうち!!

野菜も、家計も、まずーくならないように、ちゃかちゃか、仕上げていきたいものだと反省しました(^^;)

出口氏の著書はこちらです。

(今年に入り出口氏が病気療養中とのニュースを見ました。
1日でも早い復帰を心からお祈りしています。)

読んでくださってありがとうございました。

はげまし家計部でも、新鮮なうちに作業がどんどん片付くように、
やること宣言&応援をしていまーす(^^♪
ご興味あったら、お仲間に。