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心と体が反比例する子供たち

こんにちは。
Origin.のkawasakiです。

コミュニティづくりや会社のテーマでもあるwell-beingについて調べていくと様々な情報に行き着き、いろいろなものに関心します。

本日お話しするのは「子供の幸福度」についてです。

日本の幸福度については当ブログを読んでくださっている方やコミュニティの会員様ならご存知かと思いますが、そこからさらに絞り込むと
「子供の幸福度」
というものがあります。

国としての幸福度とは別の観点でこの指標をみていきましょう。

子供の幸福度

子供の幸福度は以下の観点によりユニセフ協会が先進国を対象に出したものです。

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・Activities:行動
・Relationships:人間関係
・Networks:ネットワーク
・Resources:資源
・Policies:政策
・Context:状況

以上の考えを基に、幸福度の結果を「精神的」「身体的」「スキル」の3つの側面から判断し、各国の順位を付けています。

日本の各項目順位(対象:38ヵ国)

精神的幸福度:37位
身体的幸福度:1位
スキル:27位

この結果を見て驚きませんか?
僕たちを取り巻く環境は決して劣悪と言えるほどの環境ではなく、後退している国といえど、現状は「それでも日本」と言える国だと思っています。

それを証明しているのが身体的健康です。

対照的に精神的幸福度がワースト2位にあるという現実があります。
精神的幸福度の指標として
【生活満足度が高い15歳の割合】
【15~19歳の自殺率】
により判断されているので、ニュースでよく見る少年の子供の自殺や学校でのいじめなどが、日本国内だけでなく世界的に考えても深刻な問題となっているのが分かると思います。

見逃されがちなスキル

よくクローズアップされる身体的幸福度と精神的幸福度ですが、スキルの観点で27位と日本は下位の方に位置しています。

スキルの指標は
【数学・読解力分野の学力】
【社会的スキル】

この2つで判断されていますが、実は数学・読解力では世界で5位なのです。
対照的に社会的スキルはワースト2位
社会的スキルはコミュニケーションスキルや他人と共存して生きるスキルのことです。

日本の教育において、基礎教養はしっかりとされているがそれだけに止まってしまっているという背景が窺える結果となっています。

総合順位は20位

以上の結果から子供の幸福度における日本の順位は20位となっています。
身体が健康なだけでもダメ。精神的に成長するだけでもダメ。技術があるだけでもダメ。
バランスが大切なのだということを改めて思いますよね。

決して順位が下だからダメなのだということではありません。しかし、僕たちの周りに日々起こっているネガティブが毎日、全国で起こってそれが積もり積もってこの様な結果になっているということを考えると他人事ではないのです。

順位を上げようという考えは僕にはありませんが、少なくとも結果を受け止めることをしなければならないと考えています。

子供社会をつくるのは大人社会

今回は子供の幸福度についてお話をしてきましたが、この結果を創り出したのは子供ではなく大人です。
日本の未来は現在の子供達の世代によって創られます。これは綺麗事ではなく、事実です。

ポジティブに生きる為の学びや行動ができているのだろうか?
身体的にも、精神的にも健康は維持できているだろううか?
親や友人など繋がりを大切にできているだろうか?

子供の現状や未来を変えるために、大人が意識と行動を変えていく必要性を感じています。

国を変えることはできない。
教育に改革をもたらすなんてたいそうな事は言えない。
あかの他人を変えることほど大変なことはない。

だからこそ、手の届く人たちから現状の日本の幸福度や子供の幸福度とは異なる結果を創造することで、それがまた「その先」へ、「その先」へと繋がってくれたらと思う。

面談やセミナー、研修を通じて「精神的」にも、それらをより体感できる繋がりや環境を「物理的」にもつくっていきたい。

OriginAll.が目指すのはそういうコミュニティで在りたいと思っています。

Kawasaki
株式会社Origin. / 適正力学士 / wealth dynamics有資格者
コミュニティビジネスを中心とした会社を運営。
コミュニティマーケティングや統計学を用いたセミナーや研修を担当。
自己理解や他者理解が人間関係においてのwell-beingを実現すると考え、セミナーや研修をしている。

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