見出し画像

物価上昇は良いことだ

こんにちは。
株式会社Origin.の奥平です。

言わずもがなですが、最近様々な物の値段が上がってますよね。

スーパーに言ったら野菜は高いし外食したらマックも高いし
ラーメンなんて1杯1000円するし

生活する上で「たかっ!!」

と思わず口にする場面が多くなったのではないでしょうか?

我々一般人は「物価が上がるの嫌だなあ」と思うでしょう。

しかし日本経済が良くなるには値上がは必須なことなのです。

今回のブログでは物価上昇が必要な理由を誰でも分かりやすくお伝え

していきますので、是非最後まで読んでいただけたらと思います。


① 日本の経済力が低下した理由

結論「賃金の低さ」です。

この30年の賃金推移を見てみると

日本1.1倍
ドイツ2.1倍
アメリカ2.7倍

となっています。

賃金が低いとお金を使えないのでおのずと国内の「需要」が減り

各企業の売上が上がらないわけです。


では何故賃金が上がらないのか、大きな理由は「デフレ」だったからです。

デフレとは「物価が下がること」です。

日本で100円ショップが流行ったのはデフレと象徴と言えるでしょう。

国民がデフレに慣れてしまうと高い物が売れなくなる、値上げすると

売れなくなっていくので企業が儲からなくなります。そうなると従業員

の給料は上がらないのです。

デフレで物価が安くなるのは良いことのように思えますが、この30年の間

日本人に「デフレマインド」が染みついてしまったことでインフレに

なりにくくなってしまったということです。


② 今起こっている物価上昇

様々な物が値上がりしていますが、その理由は「コストプッシュ」です。

コロナや戦争で十分な供給ができなくなったため、原材料費が高騰している

のです。

原材料費が高騰した分値上げしても企業の利益が上がるわけではないので

賃金が上がる流れにはなりません。

それが「コストプッシュインフレ」です。

なので現在起こっている値上げは経済が良くなっていくものではないのです。


③ 経済が良くなる物価上昇とは

今回の「コストプッシュインフレ」で良かったことは、値上がりすることが

当たり前だと国民に思わせたことです。

今までの「デフレマインド」では値上げすると客離れが凄く各企業は値上げ

に踏み切れませんでした。

ところが今回の「コストプッシュインフレ」は国民に「仕方ないよね」と

思わせることができているのです。

国民のマインドが変わっているいっている今がチャンスで、各企業は原材料

高騰分以上に値上げするべきなのです。

つまり「どさくさに紛れて値上げせい!」ってことです。

マクドナルドの値上げっぷりは素晴らしい企業戦略です。数か月おきに

値上げしていっています。

逆に「お値段据え置き」とか「値段は上げません」と言っている企業は

聞こえは良いですがそこで働く従業員の賃金が上がらないので経済視点で

見ると良くありません。

我々にとっては安く買えた方が良いですが、中長期的に見ると物価が上がっ

ていることを喜ぶべきなのです。


今回の内容は理解できましたか?

経済の基本となる部分なのでしっかり抑えておきましょう。


今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?