ホイコーローと衛星画像
あなたがホイコーローを食べたいと感じるとき、それは衛星画像解析の術中にハマっているのかもしれません。
近年、オープンデータとして数多くの衛星画像が公開されています。
アメリカのUSGS/NASAが公開するLandsatやヨーロッパの宇宙開発/宇宙科学研究機関ESAが公開するSentinelなど多くの衛星画像が無料で誰でも閲覧できるようになりました。
衛星画像は広い地域を詳細に記録しており、その特性を活かし、多様な分野に活用されています。
特に農業は衛星画像の活用が盛んな分野となっています。
衛星画像を分析することで、作物の収穫に適切な時期を見極めることができるのです。
青森県のブランド米「青天の霹靂」は、穂の色を衛星画像から分析することによって、おいしい米を効率よく収穫することに成功しています。
お米だけでなく、さまざまな野菜の適切な収穫時期を衛星画像で見極める動きも活発化しています。
その中でも面白い動きを見せるのがキャベツです。
衛星画像からキャベツの収穫時期を見極め、旬がいつ来るかを推定します。
一般的に旬の野菜はスーパーの棚の一番目立つところに陳列され、価格も安くなります。
この慣習を利用し、旬を推定して、そのタイミングに合わせてホイコーローの広告、CMを打ち売り上げを上げるといった取り組みがあります。
何気なくホイコーローが食べたいなと思い、無意識にキャベツをかごに入れる行動の裏には、衛星画像による分析が隠されているかもしれません。
衛星画像の分析を活用することで、これからより効率的な広告が出せるようになるかもしれませんね。
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