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便利な画材 【マスキング液】

今回はマスキング液の紹介記事になります。

マスキング液は液体タイプの保護液で、絵の画面上にて絵具が侵入して欲しく無い箇所の保護をする役割を果たします。

乾燥後はゴム状になり指で擦ると消しゴムのカスの様に画面からポロポロと取れます。

⬇︎簡単な動画を制作しました。

*追記*動画内で記載するの忘れましたが、マスキング液を塗った後必ず乾燥させた後に絵具等をぬってください。

使用している紙はケント紙です。
アクリル絵具、顔彩(日本画)、色鉛筆、墨をマスキング液を塗ったところに塗ってみて、うまくマスクできるか試しました。もちろん透明水彩絵具でも可能です。

〈メリット〉
・液状なので細かい箇所や線などもマスクできる。(マスキングテープなどではマスクしにくいところも可能)
・色がついているのでどこ塗ったかわかりやすい。
・大体の紙に使える。(慎重に剥がせばコピー用紙にも使用可能)

〈デメリット〉
・独特な匂いがする(ゴムの匂い)
・毛羽立ちのある紙(和紙)には使用注意。剥がす際に破れることがある。
・長い時間保管していると瓶の中で固まる。(出来るだけ早く使い切る方がベター)

*マスキング液を塗る専用の筆を作ることをお勧めします。マスキング液のカスが筆の中に残る可能性があるため。使い古した筆などがおすすめです。


動画にも登場していますがマスキング液が付いて固まった筆を洗い落とす時は⬇︎こちらのマスキングインククリーナーを使います。*水では洗い落とせません。

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⬇︎マスキング液を剥がすとこの様な感じになります。キッチリとマスキング液を塗ったところが白抜きできました。

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⬇︎剥がしている途中。動画内で使用しているラバーを使うと剥がしやすいですが、ある程度剥がすとあとは手でめくれます。

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マスクした部分がキッチリと白抜きされているので、絵で使用する際は余白として残しておきたい所や、細部の塗り分け時に使用するととても効果的です。

値段もそんなに高く無いです。
是非使ってみてください。

この記事にて使用したマスキング液やクリーナーのリンクを下記に貼っておきます。


⬇︎記事で使用しているマスキング液

⬇︎ペンのタイプ

⬇︎乾燥したマスキング液を剥がすときに使用するラバークリーナー。
*指でも剥がせますが、これの方が少し剥がしやすい。

⬇︎記事で使用しているマスキングインククリーナー(スプリングの様なものも付属しています)



京都府在住。画家(アクリルor膠彩画)。現代社会に生きながら、人々の痕跡を見て暮らしています。人が沢山いる所に居ても、なぜか寂しくなるだけ。だから『何か』をして楽しみたい!というのが行動動機です。