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【アクリル板】⇨デリケートな画面の作品は押さえて展示。展示に使える便利アイテム。

今回はアクリル板を使って平面作品を展示する方法をご紹介します。
紹介する方法は額装されていない画用紙やイラストレーションボードなどの作品を展示することができます。

*アクリル板を切る作業から紹介していますが、アクリル板をネットで購入したり、ホームセンターなどで購入する場合は注文すればカットもしてくれますので、あらかじめ必要な大きさにカットしてもらっておくと①の作業を簡単にすることができます。(穴あけは自力で行わないといけないかもしれません)

アクリル板は厚さ1mmから5mmくらいまではホームセンターなどで販売されているので簡単に手に入れることができます。アクリルは丈夫でシナリがあり、上手く展示に使うとスタイリッシュでクールな演出ができます。

この記事では透明なアクリル板を使用しています。

①アクリル板を切る、穴を開ける

〈カットに必要な道具〉
・アクリル板 *A4サイズ、厚さ3ミリ
・アクリルカッター *アクリルカット専用のもの
・カッターマット
・定規 *重めのものがおすすめです。

画像に無いですが、カッターナイフもあると良いです。 

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〈穴あけに必要な道具〉
・ドライバードリルかインパクトドライバー *画像はインパクトドライバー
・アクリルにも使えるキリ *インパクト用、穴径2,5mm

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⬇︎カット方法と穴あけ方法を動画にしてみました。
*穴あけ時に手が邪魔で見にくい部分をカットしたので見づらいかもしれません。

⬇︎この様に小さな長方形を4つと中心より少し下あたりに穴を開けます。

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②アクリル板を使って展示してみる。

〈展示に必要な道具〉
・展示物 *画像はイラストレーションボード(厚めの画用紙みたいな物)
・加工済みのアクリル板(4枚)
・ハンマー
・釘 *長さ3cm程
・マスキングテープ

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⬇︎マスキングテープ

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⬇︎展示風景を動画で撮影してみました。(3倍速です)


⬇︎完成。この様な感じになります。
アクリル板は透明なのですが、流石に大きすぎると絵の雰囲気の邪魔をすることがあるので、無駄に大きくない方が望ましいです。今回は少しアクリル板を大きくし過ぎました。

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⬇︎ちなみにカット部分の小口が荒い場合は、紙やすりで研磨し平らにすると展示する際に作品を傷つけずに展示しやすいです。ついでにバリなども取っておきます。


ちなみに上記の展示方法はアクリル板を釘で押し付けて紙を固定する方法でなのですが、さらに拘りたい方(作品のへの負荷が少ない方法)は下記に少し工夫した方法を記載しておきますのでぜひ参考にしてみてください。


工夫した方法

作品の底面の受けをアクリル板で作り、より作品にかかる負荷を減らします。

こちらの方法はより作品が傷つきにくく、長い間の展示に向いています。

⬇︎この様な感じになります。

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加工の仕方

まず左【3ミリのアクリル板】+右【展示したい作品の厚さに合わせたアクリル板】を半分の長さで準備します。

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↓ここでは3ミリと1ミリを用意しました。

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↓アクリル板を接着するために専用の接着剤を使用します。

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↓アクリル板専用の接着剤を使って接着します。
接着剤は少量の注入で問題ありません。サラサラした液体なので展開力があります。マスキングテープで固定してから接着剤を流し込んでいます。

注入後、5分程放置すれば接着完了です。

↓このような感じで接着できました。

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接着後、穴を開けて固定すれば完成です。

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↓説明書

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この記事で使用した主なもの。参考になれば。

⬇︎アクリル用カッター(あわせ買い商品です)


【アクリル板】*サイズや厚さは数種類あります。
⬇︎ 3mm厚、A4サイズ(210×297mm)

⬇︎ mm厚、A4サイズ(210×297mm)

⬇︎アクリル専用の接着剤

⬇︎アクリルセット(念のため)



この記事が参加している募集

京都府在住。画家(アクリルor膠彩画)。現代社会に生きながら、人々の痕跡を見て暮らしています。人が沢山いる所に居ても、なぜか寂しくなるだけ。だから『何か』をして楽しみたい!というのが行動動機です。