マガジンのカバー画像

つぶやき

13
ブログの記事で書く程度では無いけれど、重要なエッセンスが含まれているつぶやきをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

【雑誌掲載のお知らせ】 月刊美術3月号の130ページに掲載していただきました。美術新人賞〈デビュー〉展の入選作家紹介のページになります。

【展覧会情報】 ●展覧会名:花を彩る作家4人展 -輪廻- ●会期:11/3(水)〜9(火) ●時間:10:00-17:00 金土10:00-17:30 最終日は16:00 ●会場:鶴屋百貨店 8階 美術画廊 (熊本)

作品制作で最も重要なことは『数』をこなす事。テキトーに行った数では無くて、密度のある数。失敗も未完成も含まれます。失敗とは予期せぬ結果が出ただけ。数をこなさないと自分自身のデータがとれないし、作家としての歴史も作れない。また新作を入り口に過去作が注目されることもあったりします

ほとんどの百貨店(デパート)はギャラリーや画廊との取引が多く、百貨店の画廊で展示したい場合はどこかのギャラリーや画廊の取扱作家や関係作家になる必要があります。個人ではよほど実績や知名度がない限り相手にしてもらいにくい場所です。

日本画とは?という答えを作らないまま。しかし日本画はあえて定義を作りたくないようにも見える。 なぜなら『ずーっとみんなで考えよう』というスタンスは皆を平等にしつづけるためのテクニックでもあり、ある意味日本らしい。 文学と考えるべきです。

プロの作家の定義は基本的に「ギャラリーに所属している作家」です。分かりやすく言うと作家活動が他者の人生に影響しているかどうかです。なので所属しているギャラリーやそれ以上の活動が無くても、作家活動によってだれか1人以上の人生に影響を与えていればプロの作家です。美術の話です。

『現代アート』 →既成概念に影響する。 『その他のアート』 →既成概念を土壌に形成される事が多い。 *既成概念とはすでにある常識や価値観。 例:命は大切。食べ物を粗末にしない。など。 *アートという言葉を使用していますが、アートと呼ぶもの全般を対象にしています。

個性とかいくら言っても虚しいです。なぜなら言った数だけこの世に在ることになるからです。それよりも作品を見ることや関わることで得られる実利の方が大切です。人が応援したくなる作家には応援する側にもメリットがあるからです。それは心の救済や金銭面、権威性など様々だと思います。

コンペには常に審査員なるものが いる。サルベージ式のシステムである分野ほど審査員に気に入られる作品が賞を獲得しやすいのは当然。だから説得力をもって逆説をつく。驚きと可能性を感じさせるのが効果的で。その作品に触れた鑑賞者の明日がどのように変わるのか。それを作れると強いといつも思う。

アートの分野においてコンセプトを重要視するのは、人間一人一人違う歴史を持つように独自のストーリーを与える必要があるから。どんなストーリーも誰かの為になる。この時代同じようなものは作れてしまう、しかしなぜそれを作るに至ったのかというストーリーはその作家の中にしかない。起業家も同じ。

創作することの楽しみは想像していることを具現化することでもあるれど、行っている最中に発見する事、アイデアがどんなに小さくてもある事。それらを見つけるたびに無限の道が開かれているような気持ちになって、次はあれしてみようとかこれしてみようにつながる事。原始的な感情なんじゃないかな。。

僕は新しくて画期的なものがとても好きなんですが、だからと言って古くて歪なものが無くなっていくのはとても悲しい。古くて歪なものが世に存在してくれる事で、自分がいつか古くなった時にそれでも世に存在する事の意味や意義を与えてくれている様な気がする。年齢を重ねるのが怖いだけだと辛すぎる。

制作をやめるかどうか悩む必要ってありません。やめるとかそもそも無い。別のことやってもまた戻ってきたら良いし、並行してジワジワ制作してもよいのだから。それに一回離れて戻ってきた時には新しい過去が加わるからストーリーも変わるかも。つまりどういう風に続けるかが重要。どんな表現も好きだ。