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言葉にはできない瞬間

大好きなメロディーと歌詞、歌声に乗せて流れる写真。


燦々と降り注ぐ太陽の光、真っ白な砂浜、キラキラと輝く海の水面。

親友と呼べるような仲間、一生を誓うような恋人、大切な家族、ピースサイン。


日陰の世界に慣れてしまった僕には眩しすぎて、目を開けることができない。目を開けていたら強い光で細胞が刺激されて、疎外感が炎症を起こしそうになる。

そこで僕は、自分の目が傷つかないようにサングラスをかける。世間ではサングラスのことを色眼鏡と言うのだろうか。


「サングラスがないと自分が壊れちゃうよ」なんて思いながらも、いつの日かそのサングラスが使い物にならないくらい吹っ飛ばされて、自分と他者との境界が曖昧になり、全てが通じ合ったかのように思える瞬間が訪れることを、僕は待ち望んでいる。



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