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スタッフ向けに、ゲストハウス開業に向けた勉強会をやってみた

 今、1166バックパッカーズで働いているスタッフのうち、2名が将来的に自分のゲストハウスの開業を希望している。振り返ると、これまでも数人の元スタッフがそれぞれのゲストハウスを開業した。ただそれは必ずしも「1166bpで働いた= ここでの経験が活かされて開業に至った」ということではない。その人たちは、うちで働こうが働かなかろうが、結果自分のゲストハウスを開業していたということ。そういう強い思いを元々持っていたのだ。開業を目指す人は、その過程のなかでのさまざまな経験を体内に蓄積し、唯一無二のゲストハウスを作り上げていると思う。

ゲストハウス開業に向けた勉強会

 数日前、希望するスタッフと共にゲストハウス開業に向けた勉強会を開催した。ニーズがあれば時々開催しているので、資料はある。今回は半年くらい前に働いていたスタッフとの勉強会に使ったものを流用。

許認可、場所、サイズ、コンセプト、客層、アクセス、想定稼働率、価格設定、資金の話などを

 自分が開業する際は、(その当時は)まだ会ったこともないゲストハウスの女将にmixiで連絡を取りいろいろと助言をいただいたり、京都のゲストハウスにアポをとって失礼ながらにお金の話など教えていただいた。もちろんそこで聞いた話が全てではないし、そこで話を聞かなかったとしてもゲストハウスは開業していただろうけれど、そうして時間を作ってくれる先人たちがいたのはとてもありがたかった。

勉強会スライドの一部抜粋。あくまでも、今の飯室の考え。これが全てではないとも思う。

1166バックパッカーズの強み、弱みを理解する

 客観的に見て1166バックパッカーズは、スタッフがとても良い。現に予約サイトのレビューでもスタッフは 9.9/10点を取っている。一方で弱いのは設備。特に水回りは不便の塊だ…。一ヶ所しかない洋式トイレはラウンジに併設しているので気を遣う。もう一ヶ所は和式トイレで論外。シャワーは1ヶ所で浴室にはお湯を溜められない浴槽が無駄に鎮座している。そういう不便さはわかっていながらも全面改装できない理由も多く、今に至っている(ちなみにその理由は、例えば大家さんに「使わないとしても浴槽は潰さないでくれ」と言われていたり、ラウンジまでお湯をひくには毎度バケツ数配分の水を無駄にしなければならなかったり、水回りを拡大するにはワークスペースを潰さなければならなかったり、そういう諸々)。そうは言ってもこの先まだまだ営業するのであれば、どこかのタイミングで何かアクションを起こさないと…と思ってもいる。ということで、スタッフ向けに開業の勉強会を開催しながら、自分自身も原点回帰して何が必要か、何ならできるのか、そんなことを考える時間。


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