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小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会

募集終了しています。

 個性的なゲストハウスがさまざまな地方都市に誕生してゆくのは面白く、その宿泊体験がよいものであればゲストハウスという宿形態も今以上に認知されるだろうと思っている。ただの安宿ではなく、無機質な無人宿でもなく、同宿の旅人やローカル、スタッフなど他者とあるいは自分自身と触れ合うゲストハウスに引き続き未来を感じている。

小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会を開催

日時:2024年2月で参加者の都合が合う日時を追って調整します
時間:90分
会場:オンライン(Zoom利用、顔、音声含み参加ください)
定員:各回3名
参加費:1,200円
申し込み方法フォーム(googole フォームが開きます)
内容:下記に書いています

開業前の1166バックパッカーズ。今のラウンジがある場所。

背景

 最近また「ゲストハウスを開業したいんです」と泊まりに来てくれるゲストが続いている。きちんと手順を踏んで聞きに来てくれる場合(例えば事前連絡なしだと私も不在だったりするし、何も自分で学ぼうとせず100%依存しますみたいな方には躊躇する)、私はけっこう話す方だと思う。それは時にお節介かもしれないし、あくまでも「飯室の考え」なので正解かと言わればわからない。それを前提でお話ししたりする。だから100%鵜呑みにするのではなく、こういう考え方で14年やっているゲストハウスもあるんだな、では自分はどうしよう。そんなふうに自分の事業計画書を少し現実的なものに近づけるきっかけになればいいと思う。
 そして顔を出してくれる開業希望者の中から「同じようにこれからゲストハウスを開業したいと思っている同志と会ってみたい」という声も上がってきた。開業希望者同士を緩やかに繋げつつ、緊張せずに知りたいことを相談できる(答えをもらえるわけではない)場所として、試験的に開催してみようと思った。

内容

 申し込みフォームには「どの地域で開業希望か」を事前に書いてもらう。人にもよるかもしれないけれど、開業に真剣な人ほど同じエリアで誰かが開業しようと計画しているのを知ると、焦る(と思う)。どこでやるんだろう、コンセプトはどんなだろう、もう物件は見つけたのかしら、価格はいくらで?と考え出してソワソワする。そのソワソワは精神衛生上良くないと思うので、私の方でエリアが被らない3名を選抜し、開催したいと思う。例えば長野市でやりたい人が複数名いたとしたら、回を分けて、長野市開業希望者同士は違う回に参加できるように。
 開催日は参加者3名と私の合計4名の都合を照らし合わせて決めたいと思う。Zoomで開催、90分。
 支払いに関してはpeatixを使うか、銀行振込などを利用するか追って考えます。柔軟に行きたい。
 オンラインの相談会では、自己紹介の類は本人がしたければしたらいいと思うが強制はしない。どこで開業希望か、ウリはどんな宿なのか、など話さなくてもいい(話してもいい)。でもニックネームや、趣味程度のことはその人の輪郭をはっきりさせるので相談会のなかで教えてほしい。また回のなかでの話は他言無用。参加者同士でその後も連絡を取れるように必要に応じて(本人に確認をとりながら)メールアドレスなどを参加者のなかで公開してもいいかもしれない。
 開業希望者3名と飯室という構図をイメージしているけれど、飯室が先生になって何かを教えるというわけではなく、開業希望者の方がどういった情報がほしいかや、どんなことに悩んでいるか、どんな希望を胸に今いるのか、そんなことをお互いに話せる範囲で話しつつ、必要があれば私が「1166バックパッカーズの場合は〜」と口を挟むような感じ。例えば、「ベッド数ってどのくらいだったら一人で経営できるんでしょうね」、だとか「冬ってやっぱり光熱費かさむんですか」、「宿泊単価ってどうやって決めたらいいんだろう」なんてのも話題にあがってくるのかなと。そのなかで私も "1166バックパッカーズの場合"、を話してゆきたい。

相談会はZoomで開催します。顔、音声含めて参加ください。

1166バックパッカーズとは

 そもそも、1166バックパッカーズがどういう宿か分からなければ、この相談会に参加したいと思わないかもしれないので、簡単に書いてみる。
 長野県長野市、国宝善光寺さんの近くに2010年に開業した小規模ゲストハウス。開業時は定員12名、今は16名。私・飯室が30歳で開業し、ひとりで運営していたけれど、その後ヘルパーが増えたり、アルバイトスタッフが増えたりして、14年目の今は3名のアルバイトスタッフ、2名のパートタイムスタッフ、1名のヘルパースタッフというちょっと大所帯で営業している。
 建物は築90余年の元クリーニング店と民家を繋いで改修。コロナ後は海外ゲストが60%くらいを占める。常にスタッフがラウンジに在宿し、いい具合にゲスト同士やローカルと繋いだり、ひとりの時間をゆったり過ごしてもらったり、その人にとって安心して滞在してもらえるように真剣に取り組んでいる。
 あ、ちなみにこれは3名集まらなければ開催しません。集まるといいなぁ、と思っています。

1166バックパッカーズのひとこま

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