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うつわとカメラとテーブルフォト

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自由が丘でテーブルフォトを教えて8年の歳月で「これなら生徒さまが普段の生活に取り入れやすい」と反響のあった写真映えするうつわの話、カメラの話を中心に。スマホやカメラ片手に日々の生…
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2020年9月の記事一覧

料理写真に欠かせないリムなしプレート、蕎麦猪口コーディネートバリエーション

白というより厳密にはグレイの粉引ですが。白とかグレイはたまに見かけるんだけどこの粉引きっぽさも大事なので。 このリムなし22㎝をスタイリングフォトレッスンの基本のプレートにしよう!と判断した理由として料理だけでなくトレイとしても使える、というのが理由のひとつなわけですが、本日はそのバリエをば何毎かご披露。 今日あらためて色々組み合わせてみましたが、ほんっと懐深いのよ!22㎝リムなしグレイ。キリがなさすぎたので蕎麦猪口縛りで撮影してみました。 以上に、蕎麦猪口をいくつかあわ

横の構図の写真なら、横長の皿が便利。てことでレシピ本『フライパンフレンチ』(産業編集センター)よりジアンのオーバル

小川菜々さんのレシピ本『フライパンフレンチ』を撮影した時の一枚。ジアンのルーアンスタイルな花リムのシリーズ、フィレフルールの青。丸皿でなく楕円=オーバル皿です。 個人的にはこの形であれば前菜を乗せるラヴィエ、と呼ぶ方がふさわしいと思っているのだけど、オーバルとしてお取り扱いの模様。 写真的にも二人暮らし食卓的にも、この楕円型のオーバルが便利で便利で! スタイリングフォトは縦構図、と言われた時期もございますが、仕事ですと、そうも言っていられないので横構図に収まり良く仕上げ

写真に映える基本のうつわは白でもなく黒でもなく、灰色

食べ物乗せちまえばカフェっぽく見える黒のスレートっつーおうちごはんブームもありましたけども。 しかしスレート、凶器スレスレの硬さとエッヂなので他の食器と一緒に収納したくないとか、気を使うんですよね。いや困ったら使うんですけど、スレートがなんで便利かってぇと昨日まで散々語った「リムなし」であるが所以。 スレートの話は置いといて、予告通り、灰色のうつわの話。 写真的にはうつわを黒だけとか白だけで決めてしまうと添える花やらクロスやら乗せる食材の色が狭まってしまうのだけど、灰色

料理写真のうつわ、ラ・フォトのオススメはこれ

前回の続き。 ラ・フォトのスタイリングレッスンの食器。条件としてこんな感じで。 ・どこでも入手できる ・幅広いテイストのスタイリングでも対応できる ・レッスンで何年でも何度でも使いまわせる の条件を満たすのに良い皿はこのお皿でいこう!と方向性は決まったものの、レッスン用に一枚5000円クラスは、痛い。せめて1000円以内で〜と都内を探し倒したらば灯台下暗しの二子玉川ライズで発見した若人向けの雑貨ショップAWESOME STOREでなんとなんとの780円。最大7枚あればスタ

料理写真にあれこれ使える、リムなしフラットなプレート

自由が丘でスタイリングクラスをスタートした時に、最大で7名さま(今はそんなにお迎えできないけど)でスタイリングを各自楽しめる共通のお皿があるといいなと考えていて。 とはいえ、7人分の食器を毎回買うのはスペースとコストの問題があるため、 ・どこでも入手できる ・幅広いテイストのスタイリングでも対応できる ・レッスンで何年でも何度でも使いまわせる というのが条件。形や色にクセがなく和洋中でも使えて、スイーツでも食事でも使えて、でもスタイリッシュ、できればうっかり割れても大丈

写真のためのうつわ、その白で正しいか?

大概のご家庭に必ずあるお皿といえば白。ご家庭だけじゃなくて、レストランだってカフェだって白食器で揃えているところが多いと思う。居酒屋さんは違うけど。そういや和食器は形がさまざま過ぎて食洗機に向かない、とか言われてましたな。 それはさておき。 なので、生徒さまからも「テーブルフォトなら白いお皿をまず揃えるといいんですよね?」とよく言われる。 言われるけれどちょっと待て、と私は思う。 実のところ、写真を撮る時に厄介なのが、白い食器だったりするので、テーブルフォトレッスンで