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MBTI雑に殴ってる奴ちょっといい加減にしろよ


1:MBTIは科学的根拠がないからカス


えっとまず、「科学的に否定されている」と「科学的根拠がない」の区別ってしてます?殴ってる奴これに対して即レスできない時点でもう話にならないから。その辺に対する思慮ないのに雑に他人殴ってんじゃねえよ。
そもそも
①科学的根拠が無いならば即ち本当にカスと言えるんですか?現時点では実証するのが難しいが存在はする傾向性ってないんですか?全ての事実が「"今"明確に科学的根拠のあること」の枠内にあるとでもいうんですか?今後事実だと明らかになるかもしれない候補の物事を身内内で議論してることの何がそんなバカにする要素あるんですか?
②なんならソシオニクスとかはMBTIの骨組みを割と科学化しようとしている方面だと思うが、科学化しようとしている最中に「科学的根拠がない」という批判が通用すると本気で思ってます?てか、そもそもそういう界隈の実態とか調べたこと少しでもあるんですか?
③そもそも性格理論に「科学的根拠」がある状況ってどういう状況を指すんですか?その辺に対して何か考えあるんですか?例えばビックファイブとかは「ある程度信用に足る」とされてますが、それも統計的に「ある程度の有意差がある」ってところから生まれてるんですよ。ある程度の有意差があるってのはどこからを有意味とするかは科学者の合意から生まれるファジーなものなんですが、その辺ちゃんと認識してます?「科学的根拠」に対するロクな認識・知識もないのに「科学的根拠が無い」という「そもそもこのような場合における科学的根拠という言葉に対する意見や認識がなくてもとりあえず無いことを指摘しただけで即ある程度民衆の支持を得られる、気持ちよく他人を殴れるワード」を使ってるだけの層間違いなくいますよね?大半がそうなんじゃ無いかと睨んでるんだけど。

・2:MBTIは血液型診断とかと同レベルのものと捉えるのが良い



本当にお話にならない脳死の社会的に当たり障りのないレベルでの解像度まででしか物事を考えられない終わってるやつの言明だね。いや、別に普通に生きてく上では問題ないだろうからそれでいいんだけど、普通に生きていくためのコスパの良い素晴らしい解像度を採用した人間が純粋な理論の議論の場に出てこないでください。議論濁るだけだから。
え、じゃあ、逆にどう言う点で「同レベル」なんすか?「科学的根拠がない」という一点しか貴方には考慮要素がないんですか?そもそも物理的特性と性格に相関があるのではないかと言う話と、性質的に相反し偏重しそうなものを並べてみたという話に、どのような共通点があるというのですか?てか聞きたいんですけど、あなたって「性格」ってものを日頃信じてないんですか?あいつは内向的だとか外向的だとか。「性格」ってのは即ち予測可能性と親和性が高いですよね?「あいつならこうする」といったような。それを分類してうまく説明しようとしているMBTIと、そもそもそういう「性格」と「物理」に相関があるという血液型診断の、何が同じなんですか?いやというか、なんかもう話にならないんだよな。違い過ぎて。元からこの言明吐く奴が雑に印象を下げたいがためにハイブリッドカーと電車は同じって言ってるようなものであって、逆に違う点を挙げようと思ってもいくらでも挙げられすぎて困る。
証明責任は俺じゃなくてそっちにあると思う。


・3:MBTIを信じている人って〜

あの、「MBTIを信じている人」ってなんですか?
不動のタイプが人それぞれに実はあって、そのタイプを追求するって立場が全員だと思ってます?俺は(一方に偏るという傾向はあれど※後に詳述)浮動的な性質の束に過ぎないと思っており、タイプを"単なるそれぞれの要素の偏りを超えた有機的一体として捉える"ことに疑問がある(INFJのドアスラムとかさあ……)人間なんすけど。てか、大体の界隈の人間はそういう実在論的なモデルを自己批判なしにすぐ導入してしまうから、即そもそもそのモデルが怪しいって考えにまで至るなら逆に界隈来て欲しいわ。センスあるよ多分。そもそもMBTI界隈が一枚岩だったことなんて有史以来一度もねーんだわ。ろくに調べもしないで「MBTIやってる人ってこう考えてるんでしょ〜」って批判してくること自体に想像力ないし思慮が欠如してる。OK?
具体的にお前の周りにいた「MBTI信じてる人」に気に入らんことされたなら具体的なそいつだけを殴ってろ。界隈まとめて殴ってくんじゃねえ。何も知らねえくせに。
てか少し話すとさ、「(かなり千差万別なはずなのに)この世に16タイプしかないっておかしいだろ」って批判がクリティカルになるタイプと、
「その分類は形式的すぎて具体的な人間の性格を語れんのか本当に」という批判がクリティカルになるタイプがあるわけよ。これ性格診断に対する態度診断のその1ね。俺は後者で、ドアスラムとか言っちゃうタイプが前者になるわけよ。だってさあ、タイプが有機的一体で、単なる性質の束を超えて、タイプ特有の内面的具体的な「揺れ動き方」や「具体的行動」を示すところまで傾向を担保するって言っちゃったらさあ、その「結構具体的」な性格の分類で全人類を覆えないといかんから厳しくない?って思うわけ。言ってることわかる?16個しか人間が取れる考え方や行動パターンないの?そんなわけないじゃん。あくまで共通項があるってだけでさ。
例えばさ、INFJならドアスラム、ENTPなら◯◯、みたいな風に、そのタイプが行う具体的な行動を結びつけていくじゃん。それどれだけ頑張っても16タイプしかないから16個までしか挙げらんないわけ。じゃあその16個の具体的行動のうちどれも何もやんない奴は何なの?どこにも分類できないよね。そんでどこにも分類できない奴がいる性格診断って破綻してるよね。以上。
んでさらにこの意味でやっぱ「破綻してる」んじゃないかって疑いもある。そして、「だからこそMBTIには熱狂的ファンが一定数いるのでは」という睨みもある。これものちに詳述。
これは何ならMBTI界隈批判になってるね。

・4:MBTIは記号的。個別性を疎外している。

あのーすみません……それってもはや「言葉を使う」ってことの特徴なんですが……
そらそうだよ本来は全てカオスであって全て流動していて一つとして同じものなんてねえよ哲学的なことを少しでも考えたことがあったら秒で思い至る対立を今更ましてやMBTIという具体的対象という不要なゴミをくっつけて持ち出してある程度支持得られてんのが普通に意味わかんねえ。全人類生まれてから3秒で理解しろ。え、てか話戻すけどなんで殊更MBTIに対してこれを主張してくんの……?本当に意味がわからない。個別性の疎外という有限化をしないと何も語れないし先に進めないのであって……MBTIを批判するならその「具体的有用性」とかにフォーカスするべきであって、およそ……まあ差延とかを除く(除かない。)あらゆる言語活動に通底する所で何で殴れると思ってるんですか……?しかも、こういうツイートに対してある程度賛同者がいるのもエグい……それやるなら全部破壊して「言語なき世界のナンセンス」にまで到達してないとおかしいんですよ。というか具体的にMBTIを名指せる訳ないんですよ。マジで雰囲気だけ醸し出す中身のない曖昧なことしやがって。

・5:自己申告制では「本当の性格」は測れない

んじゃあペルソナ(まあここでは誤った自己認識という意味)を外すためにも有用なのでは?
漫然としたまだ言語化すらされていない誤った自己認識よりはモロに間違える方が訂正までの道のり近いだろ。というかそもそも「本当の性格」とかいう概念をよくもまあ無批判に導入できるなとも思うけどそれはまあ、とりあえずいいわ。
てかこれは何が言いたいのかよくわからない。
「だから意味がない」って言いたいの?ならそれは上のもあるし普通に早計。そもそもだから俺は「ビックファイブは信頼性が高い」(→から科学的根拠がある)にも論調にも懐疑的なんだわ。信頼性ってのは要するに何回テストやっても同じ結果が出やすいかってことなんだけど、ペルソナって概念を導入していいならビックファイブって「めちゃくちゃペルソナが固定的に現れる診断なんじゃないか」って疑いも挟み込めるじゃん。自己申告制なのにめっちゃ診断結果安定しちゃうらしいですよ?後からやっぱり自分ってこうじゃなくてこうかもとすら思えないペルソナじゃない保証どこにあるんすか?
お前らがMBTI殴る時に嬉々として使う「科学的根拠」の一要素に「信頼性」ありますけど、同様に嬉々として使う「自己申告制」はその「信頼性」を揺るがすんですけど。わかる?
そもそも分析科学じゃねーんだから何を正しい科学的根拠とするかにも非自明な「評価」が絶対挟み込まれてんだわ。わかる?だからこんなことすら平気で起きるんだわ。そんな絶対視してないでちゃんと見て普通に色々考えろって話。

・MBTI冷笑してる奴らへ

冷笑というのは俯瞰的視点で体制派の欺瞞を打破できるからこそ価値があるのであって、冷笑の不愉快さはだからこそある程度許容されるべきものなのである。依拠している欺瞞を暴かれるというのは、残念ながら大多数にとって不愉快なものなのだ。にもかかわらず、MBTIを冷笑的に批判してる奴って、脳死で「科学的根拠」なる体制派ワードを駆使しつつ上に立とうとしてるけど、それって本当に「1番何もないやつ」だから。冷笑やってるつもりでその実体制やってるって1番中途半端で存在意義のないカスだから。あんまフワフワしてないで本気で生きたほうがいいよ。マジで。


・てかMBTIが何故一部にウケて一部に批判されるかも俺はなんとなく予想ついてる

MBTIは、性格特性として、「相反しつつ偏重するであろうもの」をリストアップする、というアプローチで性格を分析してるんだわ。
例えば内向的な奴はずっと内向的であって、外向的な奴はずっと外向的。(これが偏重するということ)
そして内向的かつ外向的であるような状況は存在しない(これが相反するということ)
そして、MBTIの特徴として、この「相反しつつ偏重する」というのが、「主張」なのか、「根拠」なのか、イマイチ判然としないというのがある。
どういうことか。
なるほど確かに、外向内向というのは傾向として相反しつつ偏重するように感じる。だから、これを「根拠」として、MBTIは機能しているともいえそうだ。だがしかし、本当にそうだろうか?やはり時には内向的な行動と外向的な行動をランダムに近い頻度で繰り返す人間もいるのではないか?否!これらの四つの二項対立は、人間の成長につれ"流石にどちらかに偏らざるを得ないもの"である!という「主張」だとも捉えられる。
と最近までは思っていたが、最近新たなる道を思いついた。それは「相反しつつ偏重する」のは「要請」であるということ。どういう意味か。
主張も根拠も、普通に非自明なことを力強く言ってるにすぎないが、これが要請となると、「相反しつつ偏重している人間にのみ適用できます」という話になる。当たり前だ。
主張となると、「相反しつつ偏重する人間しかいません」という非自明性がここに加わり、根拠となると「相反しつつ偏重することの妥当性」という非自明性がここに加わる。まあほぼ同じことを言っているのだが、これまでは議論によって、主張だったものがむしろ根拠になっていたり根拠だったものがむしろ主張になっていたりしていて錯綜していたという現実があるのだ。そして、これは自分の身の回りのサンプル数が少ない予想なのだが、MBTIにハマらない人間って、診断結果が真ん中に寄っている人が多い。(これは界隈なら同意してくれる人多いと思う)そりゃあそうだ。そういう人には「MBTIの大前提」がうまく機能していないのだから!そして界隈民の大半は「いや、どちらかのタイプになるはずだ」というアプローチをしてしまっている。性格診断なんだから、閉じたいよなあ!?そりゃあ全部を覆いたいよなあ!?自分の信じている性格診断が「一部の人間にのみ通用するタイプのものです」だなんて、思いたくねえよなあ!?
でも割とそうだと思う。MBTIは4項目が相反しつつ偏重しているタイプの人にのみぶっささる診断でしかないです。これが「破綻してる」ってやつね。いやというよりかは、こういう考え方もあって然るべきだろう。(この対立……即ち「タイプに全人類分類できるか」「ブッ刺さる人には刺さる診断でしかないか」に関しては中立的立場を維持しておく、本題として主張したいのは俺がどちらを支持するかではなく、この対立自体が見出されていないことの奇怪さだから。)まったく、何故俺以外誰も言い出さなかったのか。まあ公式は「マトモな性格診断」の顔してたいから絶対こんなこと言えないし、界隈民も逆のムーブやりまくってる人が大半だからキツいか(^◇^;)
だから刺さる人には刺さるし、叩いてる人は全然自分に当てはまんないし理解できないのに入れ込んでてコワーってなるんじゃない?ふつうに。
イヤハヤ、なぜこんな秒で思いつきそうなもう一つの道に思い至れてなかったのか。(これは嘘である。そもそも中間層というものをMBTIは取り込めないようになっているという話はずーっと前からしているが、あまり浸透しなかった。今改めてこう言っている。こんな冗長な構成を取ってまでなにが言いたいって、俺は凄



最終的にまたMBTI界隈批判みたいになってしまったが、だがしかしこの記事にとってそれも良いことだろう。

なぜならば、このような俺が存在するということ。それがいかに「MBTI界隈」と一括りに批判することが無意味であるかの証左となっているのは間違いないだろうからだ。

ああ、そうだ、いつだって俺が1番よく分かっていた!

批判等あれば@posssssesssssまで。

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