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妊娠中や消化能力が低い際のたんぱく質消化について考える


バランスの良い食事をするにしても、タンパク質をしっかり摂取するように指導されますよね。

タンパク質をしっかり摂取することはいいことなんです。
しかし、消化能力が低い人は
お腹が張ってしまったり、
便が緩くなったり、
体調不良、
肌荒れ
などのアレルギー反応が出る方もいます。


出汁スープ(ボーンブロスや魚介スープ)など消化しやすいもので摂取してもらったり、消化の補助をする食材を上手に利用する必要があります。

タンパク質はまずは胃で消化を受けます。
その後、胃から出て十二指腸に入り、膵臓から出る消化酵素で更に消化を受け、最後は小腸の膜にある酵素で消化され吸収されます。

この最初の段階の胃での消化が重要となります。
タンパク質はアミノ酸からできています。
アミノ酸が繋がって糸状になり、それがより合わさってミサンガ状になり、それが立体構造を形成して毛糸玉になるようなイメージです。

胃で胃酸によってこの毛糸玉が緩まないと、消化酵素がうまく当たらず、消化不良になります。

未消化のタンパク質は悪玉菌のエサとなり腸内環境を悪くします。
そして腸のバリア機能が緩むと、本来は吸収されない未消化のタンパク質が血液中に入ってしまい、アレルギーや炎症を起こします。

このように消化能力が低い方は、先程書いたようにアミノ酸や出汁スープ、肉であれば塊肉ではなくミンチ肉など消化に優しいものがおすすめ。

そしてタンパク質を食べる前に
▪︎梅干し
▪︎レモン
▪︎りんご
▪︎パセリ
などを摂り胃酸の分泌を促すなど。


タンパク質がしっかり消化吸収できてくると、胃壁もタンパク質でできているので修復されてきて、胃酸を分泌できるようになってきます。

最終的にはストレス、メンタルケアまでできるとより効果を出しやすくなると思います。
ここはトレーナーやセラピスト、治療家、パートナーの皆さんにはそれぞれできることがあるかと思います。

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