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舞台と観客席を隔てる、見えない第四の壁。
そこにお客さんはいるけれど居ないものとしてお芝居をする。それが普通だった。


舞台演劇をしていた頃と今とでは、客席(フロア)への意識が全く違う。
作られ方が違うのだから、当たり前っちゃ当たり前。
その感覚のギャップ?に驚いてしまって、デビューしたての頃は上手くフロアを見ることが出来なかった。

奇しくも、最後に出演した舞台作品で歌唱シーンがあった。
その時、見えない壁の向こう側にいる、お客さん一人一人の顔を見て歌おうとしたのだけれどまーーーーー、ヤバかった。
人間の存在ってすごくて、顔を見るだけで“何かを吸い取られそう”という謎感覚に陥って、今までにないタイプの緊張があったのをよく覚えている…。
(その舞台に出演していた時点でTHE ORGANICSになることは確定していたので、内心、「こんな調子で自分大丈夫か…?」と不安にもなった。)



そんな頃もありながら、
ライブの中でフロアのお客さんと対話する楽しさを覚えたら、もう、最高でしかない。

オガニを応援してくれてるあなたの笑顔、本当に愛おしいよ。
私と目が合っている時、その笑顔は私が独り占めしてるんだって思うと尚更。笑

初めましてだけどすごく楽しんでくれてるあなたのワクワク感も、とても伝わっています。
「あなた!この楽しさを分かち合えるのの最高だね!」と思いながら、ガン見していますよ。

どうやってノったらいいか分からないけど一生懸命観てくれているのも、伝わります。
ルールは無いから自由にしていてくれて良いのだけど、ライブしている私達と真剣に向き合ってくれていることが、とても嬉しいです。

目をつぶって体をユラユラさせているのも、ニコニコしながら見ています。
分かるよ、私もライブ観に行く時そうなるもん〜。
身を委ねてくれているんだよね、ありがとう。


お客さんから「ライブ観てたら、どういう想いがあるのか分かるよ」と伝えて頂くことがある。
それは、私も同じだよってことを言いたい!
ライブの中ではお互いに嘘をつけないね。
ありのままでいられる幸せ。

ライブ中のあなたと私たちとの壁、心の壁、取っ払いたいんだ。
あの時間は本当に特別なの。
年齢も性別も国籍も何も関係ない、純粋に心で繋がり会える時間。

私はマイクを通して、ステージ上から全身全部を見せる。それしか出来ないから全力でやる。
あなたも良ければ、全部をぶつけて来て欲しい、受け止める。

Chillなライブをするということは、
心地良さを届けるための心構えがある。
だから大丈夫だよ、いつでも準備は出来ているからね。
任せてね。


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2024年7月12日(金)@下北沢ADRIFT
THE ORGANICS 2nd Oneman Live
"Synergy"
Open18:30 / Start 19:30
ライブ物販・手売りにてチケット販売中

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