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ギフテッドの特性かも、な話

3歳の息子が最近、食べ物や飲み物に少しでも茶色いところとか、気になるところを見つけると気になって気になって、納得するまで食べられない、という感じになっています。今は3歳4ヶ月ですが、3歳すぎてから急に気になり出しました。

例えば果物がすこーしだけ変色していたりするようなことがあると、もうそこを完全に取ってもらうまで食べられない、とかそういうことです。腐っているとかではなく、果物によくある本当にちょっとした傷とか変色とかです。私だったら気づきもしないで食べてるなぁというレベルです。

あとは、ドレッシングの中に混ぜたこしょうとか、本当に小さな粒が気になって、一つ一つこれは何かということを聞いてきて、納得するまで食事が進みません。

言われてみれば気付くレベルの、私なんてそんなの今までの人生で気にしたことあったしら、と思って本当に不思議でした。多分、子供のときだって、出されたものは食べられるものだと思って何も気にせず食べていました。

息子は保育園に通っていますが何も言われていなかったので、家でだけの話かもしくは子供にはよくあることなのかと思っていました。が、つい最近「こういったことがあります」と保育士さんの方からお話があり、保育園でも同じようなことをやっていること、普通ではない様子であることがわかりました。

ちょうど市の3歳児健診があったので、保健師さんとお話ししました。息子は保健師さんの指示に従っていたし、質問にも普通に答えていました。3歳児の発達はクリアしていると伝えられました。
ただ、お絵かきして待っててね、と言われて私と保健師さんが喋っている間に、息子が紙にいっぱいにたくさん数字を書いており、それをみた保健師さんが息子の普段の様子を色々聞いてくれました。息子の普段の生活や不思議に思っていることを色々伝えると、IQが高く、それで自分の納得するまで次の行動に移れなかったりすることがあるのでは、と話をしてくれました。心配事については、本人の納得が得られるまで言葉で伝えていくことをアドバイスしてもらいました。本人の得意なことを伸ばしたり、本人に合った方法を探していきましょうと言ってもらえました。

保健師さんはギフテッドという言葉を使ったわけではないですが、なるほどIQが高いがゆえの特性なのかもしれない、と思い調べてみると、ギフテッドの特性に過興奮性というのがあります。もしかしたら感覚の過興奮性で小さなものがすごく強調されて見えているのかもしれない、と思いました。それが食事中とても気になってしまい、自分で納得するまで口をつけれなかったりしてしまうのかもしれません。これはずっと続くと本人も周りも疲れてしまう特性だと思います。あまりひどくならないことを願います。なかなか周りに理解してもらうのが難しいことかもしれないし。

でもよく考えればどんな人でも苦手なこと、どうしても嫌なことはありますね。他の人がどうしてそんなのが嫌なの、と思うようなことも。自分の努力ではどうしようもないこともありますもんね、食べ物にもアレルギーがあるし。そんなアレルギー聞いたことないって思う珍しいアレルギーだって、本人には命に関わる大きな問題です。

息子と接していると色々不可思議な出来事がありますが、全ては理解はできなくても、否定はせず、そういうことってあるんだって思える人間になっていかないと、と思います。
自分の人生たかだか数十年生きただけで、常識を知ったような気になっていましたが、子どもと一緒にいると、全く自分の思ったようにはならないし、自分の常識が常識じゃなかったって、思い知らされますね。

食事がいちいち進まず時間はかかりますが、ゆったりした心で見守っていけたらと思います。(食事だけだったらいいんですけど、色んな頑固さがこの特性から来ているのかもなぁと思います)

そんなこんなで、息子と感覚過興奮性の話でした。

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