フリーランサーをうまく賢く使おう エージェントとプロジェクト問題

こんにちは。

フリーランサーでコンサルティングをやっているonozawaです。

フリーランスとして働き始めて、課題意識と課題に対する解決策を考えたので、こちらでお話できればと思っています。ぜひフリーランス経験者、フリーランス依頼主の方の意見も聞きたいです。

まず一番の課題はエージェント問題だと思います。

エージェント問題

リード獲得において、いくつかチャネルがあるものの、知り合いからの紹介には総量としての限界があるにもかかわらず、エージェントを使うと必ずマージンを乗せた形で顧客がより多くの金額を支払わないといけない点です。

・知り合いからの紹介

・エージェントからの紹介

・個人で集客


何もしない人に20%の金額を払っていると馬鹿らしいなと思ってしまいました。

(顧客は毎月120万払う、100万はフリーランス、20万はエージェント)

人材業界の利益と我々(フリーランサーと企業)の不利益

どの業界でも人材業界というのは手を出していて、情報を左から右に渡すだけで、お金を取るという古典的なビジネスが未だに根付いており、それらに対して多くの金額を支払わないといけないのは人材業界以外には不幸なことですよね。

というか、なぜ企業はこの体制に納得しているのかよくわかりません。

知り合いに自社の業務委託要件に合う人くらいいるはずでは。


なぜ企業はエージェントを使うのか

なぜ企業はそのような虚構にお金を払うのかといえば、これまで個人と企業が業務委託契約を結ぶ習慣がないということだと思います。やったことがないので、やれないというロジックですね。もちろん、エージェント側に人材チェックをやってほしいといった細かい話はあると思いますが。

ここまではエージェント問題について書いてきましたが、最近私が顧客に提案し、運用することが多いアプローチについてお話します。


フリーランサーをうまく活用するための必要なアプローチ

まず前提として、個人と企業間が直接契約を結ぶことを前提とした際にはこれまで付き合いがなかった新しい人とプロジェクトを回すということもあり、さらにその仕組みでビジネス成果をあげるとしたら、プロジェクトの進め方が鍵と考えております。

一つは金額を切った上でアジャイル開発で回すことです。

具体的には30hで作るものも相談しながら、実際にプロジェクトを回してみませんかという提案ですね。

企業の立場からすると、何処の馬の骨ともわからない人間に仕事を依頼するわけなので、少ない時間でどの程度の仕事をするかをみた上で、継続するかを決定できれば安心ですよね。


なぜアジャイルを推しているのか、ウォーターフォールとアジャイルを整理しながら、説明します。


ウォーターフォール

このウォーターフォールが非常に曲者なのですが、これはシステムを作る上で、整理するべき前提を整理してあるので、ビジネス要件が明確になり、そのビジネス要件を元に設計。開発をするアプローチですね。

このアプローチは、人間が整理するべき前提を全て事前に把握できることが前提となっているため、依頼側の高い分析力を必要とします。

実際に依頼主側がそこまで精通しているかというと、いただいた資料には実際に整理するべき前提が整理されてないことが多いです。


アジャイル

アジャイルとは、繰り返しを伴う開発プロセスのことで、具体的なフォーマットは有名なスクラムなどを含めてたくさんあります。

このアプローチは、人間が事前に全ての前提を整理することは難しいので、繰り返しのプロセスを経て、経験値を獲得することに重きを置き、その経験値を使って、結果的に価値のあるものを作ることです。


アジャイルとウォータフォールのまとめ

つまり、まとめると、プロジェクトを始める前に前提が完璧に整理される必要があるウォーターフォールと、経験値を最優先にして、サイクルを通じて、経験値と成果物を築くアジャイルで大きく異なりますね。


フリーランサーが入る案件で要件や前提を整理することから始まることが多いので、繰り返しを伴うアジャイルのアプローチが必要だと思います。


最後に


個人と企業が専門性や特色を組み合わせることで、長期的には低迷していく日本経済が少しは明るくなるのではと考えています。


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