日本はお金を友好利用できない国になってしまった!?是正する方法は税金の使いみちにある‼

〈国費解剖〉畜産基金、支給遅れ常態化 薄れるTPP対策の意義(令和3年10月13日付日経新聞)
「2年以上待ち」5割超、残高1000億円
<blockquote>環太平洋経済連携協定(TPP)対策として、2015年度につくった畜産農家の経営効率化を促す国の基金が膨張している。柱の農機リース補助事業で、支援内定数のうち支給まで2年以上かかる割合が5割超に達することが判明。業務遅延で辞退者も出ているのに支出を上回る国費を毎年積み増していた。残高は当初の1.5倍の1千億円に増え、政策の実効性より規模が優先されている。TPP対策の意義は薄れており、基金存続の是非を議論する時期にきている。</blockquote>

私はこの畜産基金について知らなかったですが、そんなことより、問題はこの「支給遅れ常態化」というところです。
日本が後進国になってしまった原因の一つがこの補助金支給がなかなかしてもらえないというところにあります。
逆に考えれば、日本はもっと経済をけん引していく国になれたのに、自分でブレーキをしてしまっている状態です。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

その理由は集めたお金に対して上手く使わなければならないという呪縛に取りつかれているからです。
呪縛に取りつかれているから、審査だけが厳格化し、本来の目的であるお金の有効な利用を考えつかないのです。
リスクとのかねあいでかじ取りをするものが派生的に厳格になっていくことで上記のような例に陥っていきます。

TPP対策とめい打っていますが、もう今では世界ではTPPは中国、台湾、アメリカの加入問題に動いており、対策問題が別のところにうつってしまっています。
補助金が出ないならあきらめようという人が続出する中で、人々の感情に根付くのは国への信頼の低下です。

似たようなことが今、継続して別の件で起こっていますね?
コロナ関連による各補助金支給に関してです。
いつまでたってもお金が出ないから、潰れていく人が続出しています。

日本は本当に復活する気があるのでしょうか。
不正者を見極めたいという思いが強すぎて、お金はどうあっても有効利用できない国になっています。
ではどうすれば良いのでしょうか?

私は今の岸田政権の「分配と成長」という言葉に疑問がわきます。
「分配なくして次の成長はない。成長と分配の好循環を実現し、国民が豊かに生活できる経済を作り上げていく」
この言葉をしきりに岸田首相はおっしゃっております。
金融所得課税の問題にしてもそうですが、税金を取ることだけはやる政権に見えます。

そうではなく、取った税金に対していかにそれを友好活用できるか?が大事です。
これは格差是正に対してのロジックをうたっただけで、その前にやることがあるのに、別のロジックにすり替えているだけです。
これを岸田首相の言葉に言い換えれば、
「税金が上手く使えなければ、税金を集めても意味はない。私たちはただ搾取されているだけだ。それも国民を豊かにという理想だけをかかげられて。」

したがって、国民はお金持ちから取ることだけを考えるのではなく、使いみちから考えないとさらに後進国になっていきます。

#税金 #補助金支給 #TPP

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