遠目に見たら
燃えるような、伏せるような
背中は霞んで
いつかきっと、僕らきっと
歩き直せるかな
滲んだまま残ってしまう
ふざけて、気が滅入って
ほどけていく火傷は
陽射しに消えてく
そのままゆっくりと
剥がれ落ちてなくなって
いつか覚えた言葉だけが宙を舞う
埃まみれの思い出も
ふらりと浮かんでいく
沈みながら、落ちていく。
点いては消えてく
灯りみたいに止まったまま
横切る窓辺
合わさった日々も
呼吸をした分隠れていく
口から出るのは
花束の代わりみたいだった
このままひっそりと
削り取って浮かび上がって
いつか覚えた言葉だけがここにある
胸を締め付けるだけの思い出
手を振って消えていく
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