電波塔は眠る

明日の天気を気にしていたって
何も進まないし、始まりもしない
夜風はぬるくて冷めたコーヒーと
七つの星に火を付け直す

変わっていくのはあの心だけ
そんな気がしていたし、思ってた
夢はまだ冷めたままで
散っていく火花と消えた

傷だけ増えても
背中を押していた優しい歌
何食わぬ顔で君が指をさす方角

バイバイ
きっといつかはこんな日が来るってこと
分かってたよ。
知らない間に変わる街
ああ、それでも
連れて行っておくれよ。
変わらない場所へ

言葉の裏を気にしなくても良かった
気付くことも絡まっていくし
佇む丘の上思い返してた
孤児の蜜蜂は
夕陽の街を目指す

震えた
いつかはこんな日が来るってこと
思えなくて
頬を抓ってみたよ
知らぬ間に増えていた
写真の数を思い出してる

バイバイ
きっといつかはこんな日が来るってこと
分かってたよ。
知らぬ間に変わる街
ああ、それでも
連れて行っておくれよ。
変わらない場所へ

電波塔は眠る
君の好きな歌を送るように
電波塔は眠る
僕の好きな歌を送るように

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