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風対策を忘れていた(キャンプ)

 群馬県嬬恋村にある「カンパーニャ嬬恋」に行ってきました。
ここは無印良品が経営するキャンプ場。無印良品のカレーなどレトルトがあり、トイレや炊事場も美しく整えられていて、大変人気です。

 嬬恋村のことを少し。嬬恋村は、標高が800m~1200mあり、夏でも涼しいところです。お隣の長野県軽井沢町よりも涼しいと思います。
浅間山の噴火跡である「鬼押出し」や「万座温泉」が有名です。10年ほど前に仕事で嬬恋村に来てからすっかり嬬恋村に魅了され、ほぼ毎年(なんなら年数回)お邪魔しています。おすすめは露店の元気な野菜(特にキャベツ!)と焼きトウモロコシ。絶品です。(露店は9月でクローズになりますが道の駅で野菜を購入することができます)
 それから野生動物たち。冬、ふさふさの金色の尻尾を優雅になびかせたキツネとすれ違ったことがあります。見かけたんじゃありません、すれ違ったのです。あれ?とお互い振り返って、そのまま彼は悠然と森に帰っていきました。大きなイノシシにも遭遇しました。ずんずん近づいてくるので怖くなって車に逃げ込みました。それから鹿。ふくろう。
残念ながら観光シーズン中は動物は出てきてくれませんが、どうしても見たい!というかたは是非嬬恋プリンスホテルに泊まってみてください。レストランで夕食を摂っていると、パンを貰おうとキツネやタヌキが出てくることがあります(嬬恋プリンスは冬季休業)。

 さて、キャンプ場。バラギ高原の中腹にあり、少し傾斜があります(気になるほどではありません)。草原ゾーンと林ゾーンに分かれ、今回は草原ゾーンの端っこをリザーブしました。抜群のロケーションで、雄大な四阿山(あずまやさん)とバラギ湖をいっぺんに堪能できます。
ただし・・・風がすごかった。。。ほぼ暴風です。天気予報では風速2m程度とありましたから、これは想定外でした(無印のサイトにはちゃんと風の影響を受けやすいサイトと注意書きが表記されています)。
 まずテント。暴風での設営は体力と時間を消耗しますが、ペグ打ちの多いテントを持ってきてしまった。ただでさえ設営がトロいのに、アホです。
おまけにテントにスカートがないから幕内に風が吹き込んで寒いのなんの。こういう時はテントを低めに張ったりしますが、そんなもん、たいした効果もなく土埃と突風がばんばん入ってきます。おかげでガスランタンが傾いてテントに穴があいてしまいました。
そしてタープ。新しいTC素材のミニタープとテントを連結するのが今回のミッションでしたが、風に煽られかなり不安定になり小川張りに切り替えました。夜に風が鎮まればタープ下で焚火でもできるかしらと思ったのですが、一晩中風はごうごう唸り、タープは「張っただけ」に終わりました。
こんな時無理してタープを張るのはNGですよね。。反省します。

タープとの相性はよさそう



もうひとつのミッションとして「テントの二股化」もやってみました。

広くはなりました


広い幕内は嬉しいけれど、とにかく寒い。ずーっとガスストーブをつけていましたが、風と、底冷えに悩まされました。この日幕内は6.5℃までしか上がりませんでした(外気温は0℃)。

耳がちぎれるような夜半にトイレに向かうと、空は意外と明るい。
見上げれば満天の星です>大きな星がうるさいくらいに瞬いていました。
ひとつふたつ、いまにも星が落ちてきそう。思わず息をのみました。
カンパーニャ嬬恋は11月1週目でクローズです。あったかくして来年またこよう。




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