転生王女と天才令嬢の魔法革命 全話感想&評価

転生王女と天才令嬢の魔法革命 評価  81.66
第一話 王女と令嬢の魔法革命 
評価 9
明朝、モンスターハントからスタート。問題児で狩猟の略奪姫と呼ばれているアニスフィア。「魔法使いは誰かを笑顔にするために魔法を使う、それが私の目指す魔法使い」というアニスフィア(右目だけを開けてピース)。魔法が使えないアニスフィア。アニスは魔法科学を提唱している。アニスは奇天烈。「アニスがもし魔法を使えたら」という貴族のことば、それを聞いた兄は拳を強く握りしめる。自由に飛ぶ鳥を見て「空を飛べたら(魔法で)…」(自由の渇望)。薬を使い魔法をつかえるようにしているアニス。アニスの夢を「カスみたいな妄言」というティルティ(下からアニスをのぞき込む→すごいやつと思っている)。暴走して公爵家を潰しかけた過去のあるティルティ。ユフィーに憧れのようなものをもつアニス。シアンと仲良くするアルガルド。ユフィ―とアルガルドの茶会。「箒が好きで王位継承権も放棄した」と楽しそうなアニスとそれを見て怒る?アルガルド。卒業パーティーで婚約破棄を宣言するアルガルド。冤罪をかけられるユフィ―。ほうきの制御を失いパーティー会場に突っ込んだアニス。アニスがユフィ―を‘’略奪‘’することに、その時のユフィ―視点の見せ方がアニスがユフィ―の希望に、太陽になっているような見せ方が面白い。怒るアルガルド。「誰よりも魔法を愛しながら魔法に愛されなかった王女の物語、およそすべてを持って生まれながら何一つ持っていなかった令嬢の物語、二人の革命の物語」このナレーションいいな。最後の「私は略奪姫だからね」というアニス、ここに冒頭のが繋がるのか。
第二話 趣味と実益の助手獲得 
評価 9
アニスのことで悩む陛下。魔学による電気ポッドが陛下の部屋に(音で陛下の感情を表現)。op。アルガルドに怒る陛下を見ておびえるユフィ―。宰相(ユフィ―の父)から名前を呼ばれた時もおびえるユフィー、「そして処分を受けても…」というユフィー(おびえきっている)。ユフィ―の可愛さに「子犬みたい、存在がチート」というアニス。魔学の話のときは電気ポッドは普通でキャラをぼかす、そのあとはキャラが普通で電気ポッドをぼかす演出が見事。アニスと陛下の関係を見て親子の在り方を理解する宰相。最初は宰相の手を見て殴られると思ったが、教育を誤ったかもしれないと非を認め、「自分の娘に愚か者はいない」と自分を蔑むユフィ―を肯定し、ユフィ―のことを撫でる、そして本音を表したユフィ―、一連の流れが見事(アングルで顔を見せたり、見せなかったりするのも面白い)。未来はわからない(雲のない夜空)、希望は…(月→ユフィ? そのあとのシーン的に)。工房へ。「考える必要がないことはいいこと」というアニス。「アニスは貴族、この国の劇薬」。着替えタイム。「ユフィーが完璧だったから助けた」というユフィ―(笑顔のないユフィ―、アニスは過去にユフィ―の笑顔を見ている)→アニスがなりたい魔法使いの道(誰かを笑顔にする)。じょじょに距離がつまるのも良いな。
第三話 憧憬と追憶の虹霓魔剣 
評価 9
鍵を見つめるユフィ―。部屋のカギ穴を意識させるカット。引っ越したユフィ―。寝つきの悪いユフィ―。自分の顔を確認するユフィ―(笑顔なし)。ユフィ―とイリアには距離(2話ラストのアニスとの距離感ではない)。火のついていないろうそく3つと薄ピンクの花が3つ。不時着するアニス。アニスの開発した警報が鳴る。草を登るテントウムシ。マナブレードの実験。ほうきの実験。不時着。言い訳をするアニスを笑うユフィ―。だがその後は完璧モードで作り笑いを見せるユフィ―(アニスはやっぱり凄い人と思うユフィ―)にアニスも…(ユフィ―の顔は見せない)。「振り回されることは役得」というイリア。アニスのことを「わからない、遠い存在」というユフィー(咲いた花とつぼみの花)。難しい内政事情。取り調べを受けるユフィ―。鍵を返すユフィ―。「何もかもが乾いてしまったのかのよう」というユフィー(何も持っていない)。ユフィ―の挨拶回り。怒り爆発のイリア。自由になったと同時に何も持っていないユフィ―。花3つ。ろうそく3つ。武器が完成。「ユフィ―の魔法笑顔が綺麗」だと感じるアニス。1本の木に寄りかかる二人。武器の名前はアルカンシェル、虹の意味。「虹が似合う」と言われ嬉しいユフィ―(肯定されたような)。膝枕(ユフィ―は初めて)。いろんなものを持っているアニス、何も持っていない自分を改めて理解し、「少しでもアニス様のようになれたら…」と呟くユフィ―がたまらない。
第四話 姫様と迷子の決意表明 
評価 9
ドラゴンから逃げる冒険者。陰で剣の虹が黒に。ユフィ―に芽生えた気持ち。アニスを「犬」といじるイリア。真ん中で寝るユフィ―(アニスの枕がすぐ隣に)。頭を撫でられるユフィ―が嬉しそう(甘やかされて育ったことはないから)。改めてじぶんが空っぽ(グラスの中身がない、ユフィ―視点、アニスの先には空、ユフィ―の上には天井)。アニスに「命じて」と頼むユフィ―(空っぽなユフィ―は自分を縛るものが欲しい)、それを拒絶し、ユフィ―の手を取るアニス、その時にユフィ―の顔全体に陽の光が。オデコパシー。アルカンシェルの虹色はまだ映らない。アニスが眩しすぎる存在に感じるユフィ―(太陽はアニスの後ろ)。役割以外のことが出来ないユフィーに対し、イリアもむかしそうだったから「心配だ(アニスと違う意味で)」(自分の過去を見ているようだから)、アニスに自分が救われたように(アニスのことを本当は慕っているが表面上そうしないのはアニスが嫌がるから)、今まで悩まず生きてきた(親のいいなり)から今、たくさん悩めというイリアが素敵で互いに共通の憧れる人を持つ二人だからこそいい。スタンピード発生。原因は竜。アニスの強い意志に驚くユフィ―(ユフィ―からしたら信じられない)。ともにドラゴン討伐へ。アルガルドのドラゴン討伐を申し出る。アルガルドの欲しいものとは? アルガルドの目がおかしい… 
第五話 魔薬と魔剣の魔竜討伐 
評価 9
スタンピードに備える兵士。不安のないアニス。ドラゴンを倒す理由について、「ドラゴンの魔石を体内に取り込み魔法を使えるようにするため」と語るアニス(ここまで考えているんだ、ユフィ―に余計なことは考えない方がいいといっていた)。普通じゃないアニスが普通に魔法を使えないのも面白い。「頭でわかっていても納得できないものはある」というユフィ―。魔薬で自身を強化するアニス。ユフィ―の魔法の凄さを実感するアニス。二ドラゴンを見て自分の未来に想像が膨らむアニス。単騎突入のアニス。理想の魔法使いになるために命を懸けるアニスに対し、ユフィ―は「理解できないがあなたの魔法を理解するために一緒に戦いたい」というシーン→手を差し出すシーンが最高でユフィ―が自分のしたい事を初めて主張できた良いシーン。羽を切断。マナブレイドの制限、一度バリアされた後に解除した方が良かっただろ(薬の副作用で思考がまわらなかったのかな)。竜を討伐&呪われるアニス。ダンスを踊る二人。
第六話 破談と魅了の真相究明 
評価 4
ティルティのもとにむかう三人。ティルティはのろいの専門でのろいを解明することに快感を覚える。アニスの安全を心配するユフィ―。王城に行くアニス。シアンの取り調べを行った人がシアンの味方に… ティルティには思い当たる節が… 魔法陣が完成。取り調べ開始。寒気?的なのでぞくぞくするアニス。ティルティに対して確かめたい事… シアンが魔法を使っている? シアンには魅了の力を発揮する魔石が心臓にあることが判明。アニスには対抗策があるらしい。アルガルドと男爵の計画? これが最後だから失敗できないらし。
第七話 開祖と助手の魔学講演 
評価 5
逃げるイリア。「生まれ持ったものでわざとではない」とシアンを許すユフィ―。アレとは… 禁書。語られる吸血鬼という怪物の成り立ち。シアンはヴァンパイアの子孫のようなもの。シアンが魅了の力をコントロールすることに成功。アニスとティルティが魔石について楽しく話しているのを見て「凄い」というユフィ―。嫉妬していたことに気づかなかったユフィ―。「アニスに寄り添う気は無い」というティルティ。「あなたにとってアニスとは何なのか」と問うティルティ(ユフィ―の後ろには太陽=アニス→背後にあることからまだ自分の中でどういった存在なのかがわかっていない)。「今後のこと(アニスとの)を考えろ」というティルティ。「私は何をしたいんだろう」←分かっていないので天井。「魔法に恋してるようなもの」と語るアニス。血を吸うイリア。対魔法省に名乗りを上げるユフィ―。魔学講演。ユフィ―の演説で成功。
第八話 怪物と凡愚の魔法定義 
評価 9
「生半可なことじゃ王国は変えられない」と語るアルガルド。吸血鬼であることに悩むシアンに対し、「難しいことほどたくさん悩むものだ。だけど今紅茶が冷める前に飲むという侍女の悩みは解決できる。」というイリアの気遣いのようなセリフが良い。侵入者=アルガルド。シアンを刺すアルガルド。時間稼ぎをする魔法省の人、こいつら全員死刑だろう。魔石を取り込んだアルガルド。落ちた花の飾りを拾わないアルガルド(馬車の時との対比)。怪物の力を目的は違えど求めた二人。立場が違う二人。「人と人との繋がりを大事に」というが平民と貴族という立場の違い、そこにある蟠りは簡単には埋まらないと主張するアルガルド。力で常識を変えるために怪物の力を。責任を放棄したアニスには内政事情に口を出す立場にない。魔法を「呪い(アルガルドを縛るもの、空虚にするもの)」というアルガルドに対し、「魔法は明日への祈りとみんなの幸せを願うもの」という。姉と弟という立場を利用した戦い。アニスが捨てた過去を拾うアルガルド、アルガルドが捨てた今を拾うアニス。
第九話 姉弟と誰がための王冠 
評価 12
幼いころの仲直りの握手(アニスから)、そのぬくもりを忘れることが出来ないからその手が離れた冷たさも知っているアルガルド。「魔法に憧れ続けることが幸せ」と語るアニスに対し、「信じたものが裏切り続けると知りながらそれを言うのは傲慢だ」というアルガルド。シアンの心臓(魔石)が復活したが痛みを伴う… やられる直前で笑うアルガルド。二人の戦いを止めるユフィ―。花のある草むらから見える月(昔のアルガルドが尊敬アニス、アルガルド視点のような)。王位継承権の放棄で仲たがいした二人(アルガルドはアニスが王様になるべきと思っている)。「国を変えるため、過去の悪い風習を壊すには一度王国を壊すしかない」と語り「王になる資格はアニスが持っている、生まれたくなかった、なりたいものになれないのはつらい」と話すアルガルド。花のある草むらから月が雲に隠れて見えない(アルガルドの悲しい思い)。捕まったアルガルド、父を国王陛下と呼び、「恨むならこの世のすべて」という。仲直りの握手はアルガルドから。最後のアルガルド、ユフィ―、レイニの三人の会話からも何か一つ違えば別の未来になっていたかもと思わせる、すべてを恨むといったアルガルドのセリフが活きてくる。
第十話 諦観と激情の王位継承 
評価 9
王位継承に関して「ユフィ―とレイニには関係が無い」というアニス(作り笑い)。臣下としてアニスを支える意思を持つユフィ―。反射した自分に「自分ならやれる」というアニス。アニスの作り笑いにおこるティルティ。自分の真の感情に気づいていないユフィ―。お忍びデート。アニスが王になることを快く思わない鍛冶師。イリアとの会話からアニスが王になる=やりたいことは出来なくなる、笑顔がなくなることを知ったユフィ―の葛藤。「望む道へ進め」とユフィ―にいうティルティ。精霊契約者登場。精霊契約をすればユフィ―が王になることが可能だが決していいものではないという(グランツも断わっている)。強い意志を見せるユフィ―に「残酷」という精霊契約者。語られる一つの物語。
第十一話 失意と決意の精霊契約 
評価 5
貴族にいじめられるアニス。精霊契約をする覚悟が決まったユフィ―、だが精霊契約をすると不老になりやがて精霊になるという。アニス達の元に来た精霊契約者はアニスの先祖。精霊になると人が当たり前に感じるものを感じなくなり、孤独になってしまう。アニスの夢を叶えるために自分が王になるというユフィ―。それを王位継承することがなくなったら自分には価値がなくなると言い、断るアニス。王女であることを捨てられないアニス。嘆くアニス。アニスを肯定するユフィー。
第十二話 彼女と彼女の魔法革命 
評価 9
二羽の鳥が飛び立つ。お互いの想いがぶつかる。「世界がアニスを傷つけるのは許さない、私だけがあなたの傷になればいい」というユフィ―。精霊契約を果たし、美しい魔法(アニスが昔見たユフィ―の美しい魔法のよう)でアニスに勝利するユフィ―。アニスのいる世界だから世界を愛することが出来るというユフィ―。一話と反対でユフィ―がアニスに手を差し出す展開。転生者であることを打ち明けるアニス。転生したせいで本来いたアニスを消してしまったから王家の娘であることを大事にした、偽物にならないためにというアニスに対しそれを否定するユフィ―。キスする二人→押し倒すユフィー。自由を目指す国造りの始まり。ナレーション最高。三人を見て幸せそうな笑みを見せるアニス。
 

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